おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集第巻11・2480

2009-09-25 | 万葉集巻11
【道の辺の いちしの花の いちしろく 人 皆 知りぬ わが恋妻は】
   人麻呂歌集より


道ばたのいちしの花のように、はっきりと世間に 知れてしまったよ、愛する人のことを



万葉集は1300年以上前の歌です

この時代の人々は、文字の読み書きはなくて
ことばの響きで、感性を伝えあっていました

今は 「道の辺(べ)」と言いますが、万葉の頃は、「道の辺(へ)」と歌われ

あまりだく音(べ だ じ)というは用いらなかったのようで、意識して、この響きをさけたのでは、ないでしょうか、

より

やわらかな 音の世界に、生きておられたようですね



この万葉の中で
【いちしの花】と読まれている花が、現在の

【彼岸花】か

【くさいちご】 か

【えご】か

【ぎしぎし】か

いろいろな説があるみたいです

でも


なんとなく彼岸花のような気がいたします


私の畑の彼岸花って

「すごいんです」

お彼岸の入りの日に、いっせいに、集まって
花ひらいて

彼岸明けの日に、惜しむ私の心を、気ずかってくれてるように、

色を変えてしまいます
やっぱり
ご先祖さまが

そばに来て下さっているのですね

  ありがとう於良

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