【 誰( たれ )そこの 我( わ )がやどに来呼( きよ )ぶ たらちねの 母にころはえ 物思( ものおも )ふ我( われ )を 】 どなたなの 家に ぉこしぃただぃて ょぶのは . . . 本文を読む
【 たらちねの 母に障( さは )らば いたづらに 汝( いまし )も我( あれ )も 事( こと )そなるべき 】 たらちねの 母なる海に みまもって ぃただかなぃと 私たちが はぐくんてき . . . 本文を読む
【 梓弓( あづさゆみ ) 引きてゆるさず あらませば かかる恋( こひ )には 遇( あ )はざらましを 】 梓弓を ひきしぼって ゆるめないで はりつめていたら   . . . 本文を読む
【 剣大刀( つるぎたち ) 両刃( もろは )の利( と )きに 足踏( あしふ )みて 死なば死なむよ 君によりては 】 剣大刀の 両刃の利剣に ぁしを ふんでも 私の命 ささげましょぅ . . . 本文を読む
【 湊葦( みなとあし )に 交( ま )じれる草の しり草の 人皆( ひとみな )知りぬ 我( あ )が下思( したおも )ひは 】 河口あたりに 生えている 葦に まじっている 草の & . . . 本文を読む
【 道の辺( へ )の 草深百合( くさぶかゆり )の 後( ゆり )もと言ふ 妹が命( いのち )を 我( あれ )知らめやも 】 道ばた しげみの 百合の
ゆり のちにでもと . . . 本文を読む
【 我( わ )が背子( せこ )が 浜行( ゆ )く風の いや早( はや )に 言( こと )を速( はや )みか いや逢( あ )はざらむ 】 ぃとしぃぁなたさま ちかくの 浜をふく 風さまのょぅに & . . . 本文を読む
【 春日山( かすがやま ) 雲居隠( くもいかく )りて 遠( とほ )けども 家は思( おも )はず 君をしそ思ふ 】 春日山さまが 雲さまに ぉかくれになって 遠ぃょぅに ぉはなれになってぃますね . . . 本文を読む
【 我( わ )が故( ゆゑ )に 言はれし妹( いも )は 高山( たかやま )の 峰( みね )の朝霧( あさぎり ) 過ぎにけむかも 】 わたしのせいで 言霊うけた
あなたょ
高い山の . . . 本文を読む
【 近江( あふみ )の 沖( おき )つ島山( しまやま ) 奥( おく )まけて 我( あ )が思ふ妹( いも )が 言( こと )の繁( しげ )けく 】 近江の 母なる海 滋賀県近江八幡市の北 湖岸から1.5kmの沖島のように . . . 本文を読む
【 あらたまの 年( とし )は果( は )つれど しきたへの 袖交( そでか )へし児( こ )を 忘れて思へや 】 あらたまった 年も くれたけれど 袖をしいて いっしょに . . . 本文を読む
【 百積( ももさか )の 船隠( かく )り入( い )る 八占( やうら )さし 母は問ふとも その名は告( の )らじ 】 百石もの ぉぉきな 船も はぃる浦 その占して &n . . . 本文を読む
【 しましくも 見ねば恋( こひ )しき 我妹子( わぎもこ )を 日に日に来( く )れば 言( こと )の繁( しげ )けく 】 ちょっとでも 逢えないと 恋しくてしかたがない あなたょ つづけてくると . . . 本文を読む
【 行( い )けど行( い )けど 逢( あ )はぬ妹故( いもゆゑ ) ひさかたの 天露霜( あまつゆしも )に 濡( ぬ )れにけるかも 】 いくら行っても 逢えない あなたのせいで . . . 本文を読む