【 争( あらそ )へば 神も憎( にく )ます よしゑやし よそふる君が 憎くあらなくに 】
むきになると
神さまを かなしませるょ まあいいさ ひとの 言霊うける . . . 本文を読む
【 天雲( あまくも )の 八重雲隠( やへくもがく )り 鳴る神の 音( おと )のみにやも 聞き渡りなむ 】 天雲さまの 八重雲の ぉくで 鳴る
雷さまのょぅに 言霊ばかり 聞きつづけるのでしょぅか . . . 本文を読む
【 妹( いも )が袖( そで ) 別れし日( ひ )より 白( しろ )たへの 衣片敷( ころもかたし )き 恋( こ )ひつつそ寝( ぬ )る 】
あなたの袖 はなれた日から ずっと 衣を片敷いて 恋しく 想って . . . 本文を読む
【 人目( ひとめ )多み 常( つね )かくのみし さもらはば いづれの時か 我( あ )が恋ひざらむ 】 ひとの目 ぃっぱぃで ずっと ぉ待ちもぅしぁげてぃます ぃつになったら ぃとしぃぁなたさまを . . . 本文を読む
【 人言( ひとごと )を 繁( しげ )みと君に 玉梓( たまづさ )の 使ひも遣( や )らず 忘ると思ふな 】 ひとの 言霊 たぇなぃので ことづても ひそめてぃます 世のひと みんな . . . 本文を読む
【 あづきなく 何( なに )の狂言( たはこと ) 今更( いまさら )に 童言( わらはごと )する 老人( おいひと )にして 】 たいしたことで ないように 聞こえるね いまさらに . . . 本文を読む
【 人間守( ひとまも )り 葦垣越( あしかきご )しに 我妹子( わぎもこ )を 相見( あひみ )しからに 言( こと )そさだ多き 】 すきをみて 芦垣ごしに あなたと ちょっと逢ったね &nbs . . . 本文を読む
【 面忘( おもわす )れ だにもえすやと 手握( たにぎ )りて 打てども懲( こ )りず 恋( こひ )といふ奴( やつこ ) 】 ぉもかげでも わすれようと にぎりしめた手で うっても わすれられない . . . 本文を読む
【 里人( さとびと )の 言寄( ことよ )せ妻( つま )を 荒垣( あらかき )の 外( よそ )にや我( あ )が見む 憎くあらなくに 】 里人の さわいでいる あなたを 目を荒くあんだ垣の 編目をとおして . . . 本文を読む
【 人言( ひとごと )の 繁( しげ )き間守( まも )りて 逢ふともや なほ我( わ )が上( うへ )に 言( こと )の繁けむ 】 ひとの 言霊 しずかなとき あなたに 逢ったら . . . 本文を読む
【 たらちねの 母に申( まう )さば 君も我( あれ )も 逢( あ )ふとはなしに 年そ経( へ )ぬべき 】 たらちねの 母なる海に ぉはなし しましたら ぃとしぃぁなたさまも 私も . . . 本文を読む
【 誰( た )そ彼( かれ )と 問はば答へむ すべをなみ 君が使ひを 帰しつるかも 】 どなたでしょぅと きかれたら ぉこたぇするのに くちごもってしまぃそぅなので   . . . 本文を読む
【 家人( いへびと )は 道もしみみに 通( かよ )へども 我( あ )が待つ妹が 使ひ来( こ )ぬかも 】 家のひとたちは 道に あふれるほど
行き来しているょ 私のまっている . . . 本文を読む