【 近江( あふみ )の 沖つ島山( しまやま ) 奥( おく )まへて 我( あ )が思( おも )ふ妹( いも )が 言( こと )の繁( しげ )けく 】 近江の母なる海 滋賀県近江八幡市の 北 湖岸から1.5kmの 沖島 島のほとんどが & . . . 本文を読む
【 風吹かぬ 浦に波立ち なかる名を 我( あれ )は負( お )へるか 逢( あ )ふとはなしに 】 風さまも ふかなぃ 浦に 波さまたつょぅな 言霊 ぅけたの ぃとしぃぁなたさまに . . . 本文を読む
【 玉藻( たまも )刈る いでのしがらみ 薄みかも 恋( こひ )の淀( よど )める 我( あ )が心かも 】 玉藻をかる 水流をとめるための 仕切りの しがらみが うすいからなのかな 恋しい心 . . . 本文を読む
【 隠( こも )り沼( ぬ )の 下( した )に恋ふれば 飽( あ )き足( だ )らず 人に語りつ 忌( い )むべきものを 】 ひそやかな 沼のように 秘めた 恋では ものたりなくて ひとに 言ぁげ . . . 本文を読む
【 言速( ことと )くは 中は淀( よど )ませ 水無( みな )し川( がは ) 絶( た )ゆといふことを ありこすなゆめ 】 言霊 きびしぃと なかやすみ なさってくださぃね でも 水無し川の . . . 本文を読む
【 我妹子( わぎもこ )が 笠( かさ )のかりての 和射見野( わぎみの )に 我( あれ )は入りぬと 妹( いも )に告( つ )げこそ 】 あなたの 笠の輪のように 岐阜県不破郡 関ヶ原町 関ヶ原の野に 私 . . . 本文を読む
【 朝東風( あさごち )に いで越す波の 外目( よそめ )にも 逢はぬものゆゑ 滝( たき )もとどろに 】 朝 東から吹く
風にのって 水をせきとめた 場所こえ よそへゆく 波のように . . . 本文を読む
【 玉かぎる 磐垣淵( いはかきふち )の 隠( こも )りには 伏して死ぬとも 汝( な )が名は告( の )らじ 】 玉がかすかに光る 岩垣淵のょぅに とじこもって ひそやかにしてぃます 私の命 . . . 本文を読む
【 夕占( ゆふけ )にも 占( うら )にも告( の )れる 今夜( こよひ )だに 来( き )まさぬ君を 何時( いつ )とか待たむ 】 夕占にも 占にも 吉とでました その今夜さぇ & . . . 本文を読む
【 いくばくも 降らぬ雨故( あめゆゑ ) 我( わ )が背子( せこ )が み名のここだく 滝( たき )もとどろに 】 あんまり 雨さま
ふらなぃのに ぃとしぃぁなたさまの ぉひとの . . . 本文を読む
【 真野( まの )の池の 小菅( こすげ )を笠に 縫( ぬ )はずして 人の遠名( とほな )を 立つべきものか 】 真野の池 小菅を 笠に 縫っていないのにね ひとが 言霊を . . . 本文を読む
【 浅茅原( あさぢはら ) 刈( か )り標( しめ )さして 空言( むなこと )も 寄( よ )そりし君が 言( こと )をし待たむ 】 浅茅原に 草刈り場を しめされますょぅに ぁてもなぃことで 私とぃっしょに . . . 本文を読む
【 湊入( みなとい )りの 葦別( あしわ )け小舟( をぶね ) 障( さは )り多( おほ )み 我( あ )が思( おも )ふ君に 逢( あ )はぬころかも 】 舟つき場に はぃる 葦のしげみを わけてすすむ 小舟のょぅに たぃへんなことが . . . 本文を読む
【 妹( いも )が髪( かみ ) 上( あ )げ竹葉野( たかはの )の 放( はな )れ駒( ごま ) 荒( あら )びにけらし 逢( あ )はなく思( おも )へば 】 あなたの髪を あげて たばね結った その竹葉野の 牧場の駒のように . . . 本文を読む
【 横雲( よこぐも )の 空ゆ引き越し 遠( とほ )みこそ 目言離( めことか )るらめ 絶( た )ゆと隔( へだ )てや 】
横雲が空を わたって 姿をけすように 遠いからこそ 逢って 語ることも . . . 本文を読む