HOTなおちゃタイム

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平山郁夫展・精神のたび・名都美術館

2014-11-15 18:42:31 | リュウマチ日記

 

名古屋市郊外の長久手町に名古屋市から移転した、名都美術館があります。

近現代の日本画が中心です。

特に美人画のコレクションは「美人画の三巨匠」と呼ばれる上村松園、鏑木清方、伊東深水の作品が充実してるんですね

万博のときに開通したリニモにのって出かけます。

リニモは音も小さく揺れもなく快適な乗り物です。

我が家から地下鉄に乗りリニモに乗り換えて快適な旅。

一時間弱でいけるので旅とはいえませんね

地下鉄を乗り換えて地上に出る地下鉄と。

リニモに乗ると

でもそんな気分になりますよ

大好きな日本画家平山郁夫さんの展覧会です。

彼には今2つの美術館があります

そこからのものもあるようです。

今まででも何度もかれのっ作品展は見ているのですが。

今回特に印象的だったのは彼の仏教のルーツ

経典を求めて三蔵法師の旅をたどること

平山さんの200回近くに旅するスナップやその下絵などのコレクションも展示してあることです

日本画は線が命

彼が通った芸大の日本画家科でもまっすぐな線がフリーハンドでかけるまで修行するそうです。

彼の仕上がった作品の多くに線はありません

下絵スケッチには線が主流です

まっすぐにすばらしい修行の成果です。

それを見ても彼の力量は並ではないんですね。

私も絵を描きますが、絵画の基礎であるスケッチの線、自分の未熟さにもう恥ずかしくなってしまいます。

最初に目に付いたこの3つの作品、

ほんとに感動で涙が出てきます。写真のように展示してありました。

すばらしい感動がわいてきました。

 

その下絵のスケッチも厳しい品のあるものでした。

そしてここはチベットの生き仏ダライラマが居城

《西蔵布達拉宮》

「チベットぼたら」とよみますチベットの守護神観音菩薩が住むといわれる地のこと

その荘厳さ、気品というか精神性をも漂わせる作品です。

それは品のある厳しい下絵の線にも由来するのですね。

ホームページでご覧ください

名都美術館

そして、偶像崇拝を禁じるタリバンに破壊された、バーミヤンの石仏

右は、破壊される前におとづれていて・破壊のニュースを聞き驚き嘆き2ヶ月でしあげた作品という。

左は、破壊されたあと訪れ、そこを見ると破壊された仏像が浮かんでくると

そのままの保存を訴えたという。

こうやって並べられると彼の作品群からの精神性の高さをもっともっと感じます。

 

そうか

最近の日本画

彼の属していた院展ですらものたりないのは

そういう強い精神性を感じられないこと

だったんだといまさらながら思いました。

きょうのヒロちゃん、

そうそうお客様にヒロちゃんに鳥の羽のおもちゃをいただいてもう夢中です。

よんでくださってありがとう


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