今日は久しぶりに涼しいというか肌寒いような日でした。
今年は義弟達と夫の都合もあってお墓参りと恒例の温泉行きは少し遅くなりました。
夫は水沢に行くんだよと言うと楽しみにしていましたが自分の家なのか実家なのか分からなくなってしまったようです。
それはリホームで家の様子が変わってしまっているのも一因のように思います。
それでも弟の迎えを受けてお墓参りの後温泉に行きました。
いつも温泉に行くと夫は弟たちと一緒の部屋。
私たち嫁グループは別室です。
弟たちは温泉に入って人のものを着てしまった前科のある夫を心配してゆっくり入れなかったと夜一人でゆっくり入って来たと言っていました。
私は夫の事は忘れてゆっくりさせてもらって感謝です。
次の日は新渡戸稲造記念館に案内してもらいましたが雨も降ってきて早めに実家に帰宅。
夫は自分の家と実家と分からなくなっているのか「家を見に行って来なくては」と何度か言っていました。
「ここは水沢だよ」
「ここにおじいちゃんおばあちゃんがいるでしょう」と仏壇を指して弟のお嫁さんも説得してくれますがすぐに忘れてしまいます。
その内夫の姿が見えなくなり「トイレかな?」と覗いて見ましたが姿がありません。
靴を確認するとありません。
慌てて外に出て見ましたが姿はありませんでした。
さほど時間が経っていないのでそんなに遠くには行っていないだろうと外に出て見通しの良い角に立っていると反対側の角から出て来ました。
私の方を見たような気がしましたが全く気づいていません。
途中まで迎えに行き、どうするかと声をかけずに様子を見ていましたが狭い道なのに全く私の事は目に入らないらしく家を探すのに懸命のようです。
弟も自転車で追いかけてくれましたが私が後ろから付いているのを確認して戻ってゆきました。
次の角まで行きどちらに曲がるのかと思いながら付いていくと実家の方とは逆の方向に曲がって行きます。
どこに行くのか全く関係ないのかのように一方だけを見て歩いています。
そこで「Tさんどこに行くの?」と声をかけると私の姿に初めて気づき「散歩に行くんだ」と何事もなかったように言っていました。
仙台に戻ってからも自分の家なのか実家なのか混乱しているようで「F(弟)はどこに行った?」と探しています。
今まで実家と家は離れているので徘徊はないのではと思っていましたが今の夫には遠く離れている事も分からないようです。
徘徊はこんな風に始まるのかでしょうか?
少し不安がよぎっています。
(初めて種を蒔いて作ったオクラの花です。あおい科でハイビスカスと同じ仲間。オクラからは想像も付かない華やかな花です)
(少し硬くなったオクラです。上に向いてなっています)