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「除染」のはずが...ゼネコン幹部の実家で草むしり   FNN    12/11 20:06  (動画)

2017年12月11日 20時34分14秒 | 時事問題(日本)

「除染」のはずが...ゼネコン幹部の実家で草むしり

FNN    12/11 20:06  (動画)http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00378986.html
 
福島第1原発の除染事業を担う大手ゼネコンの執行役員が、下請けの除染作業員に、実家の草むしりをさせていたことが発覚。FNNの独占取材です。

FNNが独自に入手した写真。
2016年8月の平日、福島第1原発事故の除染事業を担う清水建設JV(共同作業体)に入る下請け企業の除染作業員が、ある住宅の草むしりをする様子をとらえたもの。
除染作業に使う車に、除染専用の黒い袋。
一見、除染作業を行っているようだが。
この草むしりが行われたのは、新潟との県境にある福島・西会津町にある、JVを統括する清水建設の執行役員の実家。
この場所は、環境省が発表している除染の対象地域ではない。
草むしりに参加した作業員は、「『清水建設の偉い人の実家だから、気をつけてやれ』と。『ガラスとか割ったり、家傷つけたりすれば、クビになるからな』って、脅されましたね。(草などは)除染で出た廃棄物と一緒に処分という形で、やりました」と話した。
下請け企業の幹部に指示され、執行役員の実家の草むしりをおよそ5時間にわたり行った、12人の除染作業員たち。
刈り取った草は、国の除染廃棄物の仮置き場に捨てるように指示されたという。
さらに、参加した作業員は「(危険手当を含めた給料が出ていたと?)そうですね」と話した。
除染作業に従事した作業員には、日当に加え、国から危険手当1万円が支払われる。
この作業員の男性によると、下請け企業の幹部の指示で、単なる草むしりを除染作業として勤務報告していたという。
いったい、どういうことなのか。
取材班は、下請け企業の代表を直撃した。
下請け企業代表は、「うちですか? う〜〜ん? (2016年8月に草むしりをしている、作業員はこれを勤務につけろと指示されたと)ふ〜〜ん。(草を除染廃棄物として、仮置き場に廃棄?)そんなことないでしょうよ〜〜。そんなのあり得ない。考えられない。(執行役員の実家は知らない?)いや、会津だとはわかっていますよ。(どうしてご存じなんですか?)どうしてご存じって、われわれの得意先ですからね」、「(問題だと思いますか?)え〜まあ、あの〜、お答えはできないですけど、調べてみないと、わからないので」と話した
このあと、下請け企業の代表は、作業員に執行役員の実家の草むしりをさせた事実を認め、「深く反省している」と話した。
この下請け企業は、原発事故後に設立され、清水建設の下請けとして、年間100億円を売り上げるまでに急成長している。
草むしりのほか、冬には雪かきも行っていたという、この下請け企業。
癒着があったのか。
問題の執行役員は「広報通してお願いします。(どう思われますか?)何をどう思うんですか? (実家を除染作業員が草むしりして、草を仮置き場に処分した?)信じられないですね。そんな話は。(指示したんですか?)指示してないです」と話した。
執行役員は、指示したことを否定する一方、草むしりなどをしてもらった事実を認めた。
そして、草むしりなどの費用を、個人負担で下請け企業に支払ったうえで、この取材の翌日、執行役員を辞任した。
清水建設は内部調査を始めていて、「疑義を持たれるような行為があったことは、誠に遺憾です」とコメントしている。
また、除染事業の発注元の環境省は、この問題について、「事実関係を調査中です」とコメントしている。

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