童話名を聞いて、アンデルセンかグリムだったか、迷うこと、ありませんか? . . . 本文を読む
アンデルセンといえば、そう、グリムですね。やはり、ありました.
なんと、1986年に大手前高等学校創立100周年記念事業として金蘭会の基金により創設され、その趣旨を推進する財団法人大阪府立大阪国際児童文学館との共催で、二年に一度、優れた児童文学研究者に贈られる賞です、とのこと。 . . . 本文を読む
国際児童図書評議会の設立=国際児童図書評議会(IBBY)は、「子どもの本を通じての国際理解を」と提唱する故イエラ・レップマン(Jella Lepman)が中心になって1953年に設立されました。現在は60ヶ国以上が加盟、本部はスイスのバーゼルにあります。
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「すぐれた絵本」1.アメリカ絵本黄金期
浅学の身で、ただいま世界中の優れた絵本をコレクションをして奮闘中。
1928年、アメリカは、ガーグの『100万匹のねこ』をかわぎりに、世界でも特筆すべき絵本黄金期が、あったそうです。それに比し、ヨーロッパは革命、戦火で苦難の時代が続いていた。命からがら、多くの人が、身ひとつでアメリカに流れ着いたとのこと。そこで絵本黄金期が花咲いたらしい。
もっと勉強して . . . 本文を読む
文学、文学といってもひろーござんす。ひょんなことから「児童文学」にかかわることになった。
きっかけは……まあ、言い訳がましくなるので、あまり言いたくはないのですが、あえて言うと(ほら!言い訳をしたいのだ!)、山崎庸一郎氏の『星の王子さまの秘密』を読んだことが、一番大きなきっかけかもしれません。この本のなかで、大人と子供のちがいというのが出てきます。乱暴にくくると、子供とは事物に直接ふれることの出来 . . . 本文を読む
スペイン内戦のときにでた名作絵本です。スペイン内戦は、1936年7月に軍事蜂起して開戦となったのですから、実にざっと60年以上読みつがれている名作絵本ということになる。しかし、ストーリも絵も実にシンプル。主人公の「ふぇるじなんど」というこうしは、他のうしとちがっていた。ほかのうしは、闘牛場にでたくて、まいにちつのをぶつけあいながら、戦う練習をしていた。でも「ふぇるじなんど」は、、だれとも遊ばず、ひ . . . 本文を読む
とおいひのうた
くまのアーネストおじさん ガブリエル バンサン著
温かなふれあいの世界。くまのアーネストおじさんシリーズの一冊。
街角でだれかのひくバイオリンの音を聴いていらい、くまのアーネスト
おじさんは、 様子がおかしくなる。
部屋の隅で、だまってバイオリンをひきつづける。
心配するねずみのセレステーヌも目にはいらない。
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太陽は毎朝東からのぼり西にしずむ
あたりまえのことではないかと、つい思ってしまう
ところが、ぎっちょん。地球はまるいのだった。
ちょっと傾いて、太陽のまわりをまわっているんだった
1930年代にヨーロッパは革命と戦火で多くの命を失った。
世界中から、多くの人が身ひとつでアメリカに流れ着いた。
そこで、輝くばかりのアメリカ絵 . . . 本文を読む
「老い」をテーマにしたガブリエル・バンサンの大型絵本『老夫婦』をじっとながめる。
★シャンソン歌手ジャック・ブレルは歌う。
「年老いたふたりには、いまはもう話すこともなく、ときおり、おたがいにそっと目をやるばかり。お金があろうとなかろうと、みじめさはかわりなく、もうゆめもなく、思いやりがあるばかり。.............」
★バンサンは友人に手紙を書く。
「私は、絵を描いています。ずっと . . . 本文を読む