先日。
バクダン達は各学校で中間テストだった。
こうバクダンはテスト期間中はとにかく勉強するので、
「ママ？オレ、５教科４２０点目指すわ。」
と言ってたので
「はいはい……」
と聞き流していた。
それが昨日帰ってきて、
「ママ？何点だったと思う？」
「４２０点取れたー？」
晩ごはん作りながら話してたら
「４４９。」
「？？？何てっ？？？」
「だーかーらー。４４９って。」
「マジでっ？？？えっ？？？平均８９？？？」
「あと１点で４５０だったのにー！」
「バカっ！！！上等よっ！！！」
さぁ、いよいよ志望校、悩まなくちゃ。
それからしばらくして帰ってきたゆうバクダン。
普段は聞くまで学校のことはあまり話さないのに、何故か自分から
「ママーこの前のテストねー……」
「そうだっ！アンタ、どうだった？？？」
「数Aがねぇ……９点だったぁっ！！！」
「……へっ？？？きゅうてん……？？？９点ーーーっ？？？きゅう……？？？」
「そう。２問しか合ってなかったぁっ！」
「にもん？？？アンタ……」
「でも聞いて！数１は６６点だったよっ！！！」
「……それはそれは……。じゃないっ！！！アンタ、勉強してなかったじゃないかっ！！！」
「したよ？したから６６点とれた！でも数Aは……無理だった……」
「……。」
何を怒って何を褒めればいいのか。
テストの最中も机に座っているのを一度も見たことなく、一生スマホつついてる事は……怒っていいよな。
数１、前は２７点の赤点が６６まで上がった事……褒める？？？
数A、２問は解けたんだね？ってか？？？
９点も取れたんだ！ってか？？？
シバくどーーーっ！！！
ってか、やっと本人もヤバいと思ったらしく、わざわざあたしに言ってきたんだ。
早急に塾に行くことになりました。
明日は見学へ行きますとも！
ってか、９点の話でこんなに内容が違うとは。
母は天と地、いや、天国と地獄を短時間に目の当たりにさせられました。
ちっさい頃は、ゆうは2歳くらいから字も読めて勉強もできて本当にお利口さん、こうはニコニコのかわいいヌケ作だったのに……人間変わるもんだなぁ……。
難しいなぁ。
でも、面白いなぁ。
