卒業式が終わって茶話会があったんだけど家の近くの天皇陛下の泊まったホテルだったから一服しに帰ったらこうバクダンのバスケ部の先輩が三人来てた。
「なんでアンタらここにいるの???」
何故なら学校から各クラスごとそのホテルまで歩いていくことになってたから。
しゃーなしにデカイ中3のイケメン引き連れ四人でホテルまでてくてく。
帰りも何故か三人ともうちに来てまたギャーギャー。
茶話会で食べてたクセにまた晩ごはんまで作ってあたしはビール片手にみんなでワイワイギャーギャー。
8時ごろになって予定があったので、
「あたし今から出掛けるからアンタ達、帰って?」
言ったのに口々に
「大丈夫ですー。」
……。
「お前らが決めんな!」
あたし、お預かりしてる以上、責任あるんだけど???
まぁ、うちにいることも親御さんは知らないだろうが、こっちが心配だ。
今の子はタバコ吸うも酒飲むも残念なくらいに何もないだろうが、遅くなって事故にでもあったら。
長らく待ったが約束の時間になり、一向に帰らないので
「ガチャガチャしてたら許さないよ?真っ直ぐ帰れよ?明日はみんなで合格だぞ!」
って言いながら出掛けた。
そしたら……。
合格発表の後、買い物に行ってて帰ったら前の日に来てたヤツのうち一人が来てた。
「どうだった???」
「受かりました!……でも……」
「???」
後の二人が落ちたと……。
卒業式にうちにいたからではないが、片っ方のヤツは日頃からよくうちに来たり、こうが泊まりに行ったりの、うちにも「ただいまー」って来るくらいのヤツ。
ってか、入試の前の晩もうちに来てて、「アンタ、勉強せんかぁっ!」ってあたしに怒鳴られて……落ちた……。
「マジかぁ……」
ソイツが帰ったと思ったら時間差で、ただいまーのヤツが来た。
あたしはそっと、ゆうバクダンのお祝いのために料理しかけてた鯛を隠した……。
「ご飯はー?」
「食べてないー!腹減ったぁ!」
ご飯作って食べてるのを見ながらお話。
「どうすんの?」
「二次のある○○高校に行けると思うー。」
「最初から行きたかった所に行くかぁ。」
バスケ部だったヤツは県下の強豪校に行きたかったけど、進学校に行かせたかった親と衝突してたのは本人からも聞いてた。
「そりゃあ親はそう思うよ。あこに行っても進学は……。バスケで一生食うことはできないだろ?バスケもできて進学もできる所がいいんじゃないか?」
「あーねー……」
そんな話をして、こうバクダンも目指してる、クラブもまずまず強く、進学もできる高校を受けて、の結果。
成績は悪くないから学校で問題児すぎて内申書で落とされただろう。
というのも県下の高校、ほとんどが定員割れ。
子供が少なくなった証拠だろうけど、去年に比べても更に多い学校が定員割れ。
でもそれでも何人かは落とす。
よっぽどの成績か、内申書。
残念だった。
ずっとこうバクダンと同じ学校で仲良くして欲しかった。
こうがどこに行けるか分からないけど、高校になってもうちに遊びに来たらご飯作ってやる。
いつでもおいで。
せっかく作った鯛の酒蒸しをゆうバクダンは「魚いらなーい」と食べてくれず、一人でビール片手に夜は更けました。
「なんでアンタらここにいるの???」
何故なら学校から各クラスごとそのホテルまで歩いていくことになってたから。
しゃーなしにデカイ中3のイケメン引き連れ四人でホテルまでてくてく。
帰りも何故か三人ともうちに来てまたギャーギャー。
茶話会で食べてたクセにまた晩ごはんまで作ってあたしはビール片手にみんなでワイワイギャーギャー。
8時ごろになって予定があったので、
「あたし今から出掛けるからアンタ達、帰って?」
言ったのに口々に
「大丈夫ですー。」
……。
「お前らが決めんな!」
あたし、お預かりしてる以上、責任あるんだけど???
まぁ、うちにいることも親御さんは知らないだろうが、こっちが心配だ。
今の子はタバコ吸うも酒飲むも残念なくらいに何もないだろうが、遅くなって事故にでもあったら。
長らく待ったが約束の時間になり、一向に帰らないので
「ガチャガチャしてたら許さないよ?真っ直ぐ帰れよ?明日はみんなで合格だぞ!」
って言いながら出掛けた。
そしたら……。
合格発表の後、買い物に行ってて帰ったら前の日に来てたヤツのうち一人が来てた。
「どうだった???」
「受かりました!……でも……」
「???」
後の二人が落ちたと……。
卒業式にうちにいたからではないが、片っ方のヤツは日頃からよくうちに来たり、こうが泊まりに行ったりの、うちにも「ただいまー」って来るくらいのヤツ。
ってか、入試の前の晩もうちに来てて、「アンタ、勉強せんかぁっ!」ってあたしに怒鳴られて……落ちた……。
「マジかぁ……」
ソイツが帰ったと思ったら時間差で、ただいまーのヤツが来た。
あたしはそっと、ゆうバクダンのお祝いのために料理しかけてた鯛を隠した……。
「ご飯はー?」
「食べてないー!腹減ったぁ!」
ご飯作って食べてるのを見ながらお話。
「どうすんの?」
「二次のある○○高校に行けると思うー。」
「最初から行きたかった所に行くかぁ。」
バスケ部だったヤツは県下の強豪校に行きたかったけど、進学校に行かせたかった親と衝突してたのは本人からも聞いてた。
「そりゃあ親はそう思うよ。あこに行っても進学は……。バスケで一生食うことはできないだろ?バスケもできて進学もできる所がいいんじゃないか?」
「あーねー……」
そんな話をして、こうバクダンも目指してる、クラブもまずまず強く、進学もできる高校を受けて、の結果。
成績は悪くないから学校で問題児すぎて内申書で落とされただろう。
というのも県下の高校、ほとんどが定員割れ。
子供が少なくなった証拠だろうけど、去年に比べても更に多い学校が定員割れ。
でもそれでも何人かは落とす。
よっぽどの成績か、内申書。
残念だった。
ずっとこうバクダンと同じ学校で仲良くして欲しかった。
こうがどこに行けるか分からないけど、高校になってもうちに遊びに来たらご飯作ってやる。
いつでもおいで。
せっかく作った鯛の酒蒸しをゆうバクダンは「魚いらなーい」と食べてくれず、一人でビール片手に夜は更けました。