裁縫。

お気に入りのコートのボタンが取れた。


これまでなら隣のまぁちゃんに「これよろしくー。」と言って付けてもらってたが、それもできず。


何年ぶりかに裁縫箱を引っ張り出しせっせと……。

せっせと、せっせと……せっせ……。


針に糸が通せないんじゃあっっっ！！！


100均で買った手紙書くとき用の老眼鏡装着してもまーーーったく通らないんじゃあっっっ！！！



ゆうバクダンに頼むのもバカにされるのも目に見えてたので悔しいから必死でやってたが、どんなにやっても通らないものは通らないんじゃあっっっ！！！



「ゆう！来てっ！」



何故かキレ気味に呼びつけてみて「これ、やって。」


イラついてるハハを演出し、「何でこんなの見えないのー？（ダサぁ）」とでも言おうモンなら、みたいな感は出してみたが、手にしたゆう、


「こんなん、通るハズないじゃん。」


「？！ママが見えてないだけじゃないの？マジか！やっぱり？？？ママもどう見てもこの糸デカイんじゃないかとー……」


口数多く喜んでたら


「あ、通った……」


！！！


一発で通しましたわ。


「……すげぇ……。ありがと……」



若い者には叶いませんなぁ。


ハズキルーペ買うか？





年を感じつつ、ボタン付けました。