転倒！！！

いや。

お年寄りでも私でもなく。




今朝、バクダン達を送り出し、ゆっくりしてたらこうから電話。


？？？忘れ物か？！



「ママ？コケた。」


「えっ？？？今、どこ？！」


「大通りのガソリンスタンドの近く。」


「ケガはっ？！」


「してる……。」



周りでいろんな人の声が聞こえる。


「おばさん、代わろうか？？？」


とか、騒然としてる。



「今からすぐ行くから！！！」



家を飛び出し車に行ったらテンパり過ぎて鍵忘れてまた取りに行く、みたいな。


あたし、走ったわ。


ラッシュにイライラしながら行ったらこうからまた電話。


近くの派出所にいると。



転びそうなイキオイで飛び込むと、チーンと座ってる。



「あんたぁ……何してんのぉ……」



顔見たら涙が出た。


気が抜けて倒れるかと思ったが踏ん張った。


「ケガわぁっ……？」


本人、ボーっと手を出す。



こめかみ、手、膝の擦り傷。



ハンドルで鼻も打って鼻血を出したらしくてティッシュ持ってる手は血だらけ。



「動けるのか？？？」


「うん。」



警察官さんが言うには、本人にいろいろ聞いたがコケた時の事は覚えてないそうで


「頭打ったのかっ？？？」



心配したが、一瞬過ぎて何故自分がコケたのか分からないと。



病院に連れて行き、傷の消毒と保護。


待ってる間には本人、すっかり元気になり、


「手が痛くてエンピツ持てないから、学校にも塾にも行けなーい！」

「人がいっぱい集まって、小学生までに心配されたぁ！」


「気が抜けたらお腹減ったぁ！」


売店でガムやらグミやら買ってニンニン。





ケガ人は


「みんなに心配させるなぁ！うひっ！」


と喜びながら三時間目途中にフラフラのハハに学校に放り込まれました。


ってか、自転車通学が始まって、やっとひと月。


その間、ってか、１回目は初日の転倒２回目だぞっ？？？


この計算でいくと、年間、後２２回コケる事になるぞっ？？？





寿命が縮む、という言葉はあるが、コイツの親であることは、寿命を無くしてしまうもとだ。



どうにか寿命を伸ばす方法を知りたい。


心配したくない。





帰って私は楽天で“大人用三輪車”を探した。



49800円～。



これならコケたくてもコケられないだろう。

荷物も後ろのカゴにいくらでも入るわい。



恥ずかしいなんて言わせない。