てめぇっ！！！

昨日夕方。


こうバクダンから電話。



「ママぁっ？オレねぇっ！朝、自転車でコケてぇ！パンクして帰れないから迎えに来てぇっ！！！」


「……はぁっ？？？ケガわぁっ？？？」


「ケガは無いけど自転車、乗れないんだぁっ！迎えに来てぇっ！」





昨日の朝。



バクダン達の学校は、新一年生は自転車の点検、安全教室、何日か後の筆記試験を経て、初めて自転車通学が許可される。



その点検に持って行く日だった。



去年は、ゆうバクダンが初めての自転車での遠出、初めての道だったため、前もってあたしが自転車で一緒に行った。


今年はこうはゆうに付いて登校させていたが、そこで転倒、パンクしたらしい。



「どこでぇ？？？」


「○○カメラの前！」




……うちのすぐそばじゃん……。



「なんでそん時に電話してこないんだぁっ！？何のためにアンタに携帯持たせてるんだぁっ！！！」



「だってぇっ！遅れるかもしれないじゃんかぁっ！！！」



「アホかぁっ！！！どうやって行ったんだぁっ？！」


「チャリ乗ってったぁっ！途中、何回もコケそうになったぁっ！」



「……。アホか……。」



「迎えに来てぇっ！」



「電車で帰ってこい……。」




ナゼなら傍らには、一緒に昼間っからドッグカフェ二軒ハシゴして疲れて帰ってきたebiちゃんと麦、そして右手にはビール。




「ひゃっほぅ！！！むぎぃっ！！！」



っとゴキゲンで帰ってきた息子におかえりもなく、


「アホかぁっ！どっこもケガしてないのかぁっ？！バカぁっっっ！！！」



怒りなのか安心なのか分からない感情。





去年、ゆうも登校途中で転んで大きな擦り傷作って帰ってきて


「なんで電話してこないんだぁっ！」



同じ事を怒ったな。



さすが、姉弟か？？？





ハハの心臓は、だいたい毛が生えてるくらいになったとは思ってたが、やっぱり無理。




こんな想いがこの先、まだ何年、何十年続くのか。



あたしが死ぬまでなんだろうな。




倒れるど。