くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

遺言

2017-09-26 21:40:28 | 日記
ブログというのは便利なものだ。

ネット環境さえあればいつでも見ることができ、URLを誰かに教えてあればもし私が死んだとしても、生前に私が何を考え、どういう行動をしてきたのかが分かる。(まぁ嘘を綴っていないという前提でだけど)

この前ある番組で終活について考えることをテーマにしていた。
"終活"…と聞くとイメージ的にはもう余命宣告を受けたりしてしまった人たちや高齢者がするものと思いがちだが、実はそうでもないようです。

身体が思うように動く、または動けるうちにやっておかないと、残された遺族たちは大変な思いをする。……という内容だった。



うーん。納得(-ω-)



若くしても病気や事故などでパタッと逝く。もしくはコロッと死ねればいいけれど、突然寝たきりになって思うように身体が動かなくなってしまうことだってあるかもしれない。誰だってこの先絶対無いとは言いきれないと思う。
もし、そうなってしまってから、

「あーぁ、やっぱしあの時言っておけば……」

とか思わないようにするためにも、自分がもし突然いなくなったときには、もしくは自分の意思を伝えられなくなってしまう前には、何らかの形で"自分の意志"を明確にしておくことは家族に対して、もしくは友人、知人に対しても大事なことではないかと思う。

「もし、オレが死んでしまったら後はヨロシク頼むよ。」

………とかよく聞くような気がするけれど、コレは実は無責任な話のようにも思えてくる。
仮にもし、そういった事態になってしまったら残された遺族はどうしたら良いのでしょうか。

葬儀は? 誰を呼ぶの? 連絡方法は? 元の嫁さんとかも呼ぶのか? 離れて暮らしている息子は呼ぶのか? あとは何人ぐらい? お墓は? 埋葬形式は?などなど(これは私の例ですが)、とても遺族は悲しんでいる暇などなく、2~3日の間に決めなくてはならないことが山のように出てくるはずです。

私はまだ身内と呼べる人間が母親を始め、弟たちなどがおりますので、そのうちの誰かがもし死んでしまったとしても相談できる相手がいるとは思いますが、親族があまりいない家庭なども世間にはいっぱいあると思います。



あと、この番組を観ていて驚いたことは、財産が1000万以下の人たちのほうが遺産相続争いが多いという事実。
私は今までは財産が多ければ多いほど遺産相続で揉めるものとばかり思っていました。しかし事実はどうやら逆で、不動産を含め総資産が少なければ少ない人たちほど後々揉めるケースが多いようです。
現在では自治体へ行けば、二日ほどで遺言書を誰でも簡単に作っておくことが可能らしいです。
しかも、一回作成したら完結ではなく、何度でも本人が行けばその都度書き替えることもできるようです。
この遺言書を作成しておけば、紙切れ1枚だけではなく、役所に本人の意志がデータとして保管され、残された遺族の間で裁判になりそうな財産争いが仮に起こったとしても絶対的な効力を発揮するそうです。



まぁ、私の場合は物質的にも社会的にも財産がまったく無いので揉めようもありませんが(笑)





話が反れてしまいそうなので遺言書の話題はこのぐらいにしておきますが、私の今現在の気持ちとしては、
もし、万が一、私が自分の意思を伝えられなくなってしまった場合は、




①葬儀はいらない。
もし、どうしてもやらなくてはならない場合は家族葬で。(子供が来たいと言ったら呼んでほしい)


②墓はいらない。
でも、もしかしたら拝んでくれる人が居るかもしれないので合同墓地にでも入れておいてほしい。
散骨(自然埋葬)なども考えたけれど、「残された遺族が手を合わせられる場所も必要だよ。」…と言っていた母の意見に賛同したので、合同墓地にすることにしました。



③財産は………




皆無。
(ま、あってもしゃーないだろ)











多分………弟たち、または友人、もしくは身近な人がこのブログを見てくれている………


ことを祈る。







2017.9月現在。
※この遺言は、また内容を更新する……かもしれない。
人の気持ちなどは変わりやすいものですから。