くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

誕生日

2019-04-28 21:58:06 | 釣行記


「大悟……

12歳、誕生日おめでとう。」





今では年に一度か二度ほどしか会っていない息子。
今日は私の息子の誕生日。


離婚してから10年、現在息子は私の自宅より60キロほど離れた元嫁の元で暮らしている。
このブログにも書いている通り、この10年の間には、私自身、元嫁、そして息子にとってもイロイロあった10年間だった。









📞私:
「久しぶり大悟。


オマエ、もうじき誕生日だろ。
なんか欲しいものあるか?」



📞息子:
「うーんとね。。。



!!!
任天堂、スイッチ!!」





📞私:
「は?

おいおい、チョットまてよ💦」




心の声
(アレ………って、確か………
30000円ぐらい………だったよなぁ。。。)





📞私:
「だ、大悟くん。

ほ、他に欲しいものは、無いのかな???
(-_-;)💦💦」







◆◆◆後日◆◆◆








PM12:40
私は現在息子が暮らしている土地へ出向き、元嫁と娘、そして息子の3人が暮らしている家近くのコンビニで落ち合った。




コンビニの駐車場で息子と久しぶりに再会。
元嫁の都合上、30分ほどしか会っている時間がなかったものの、しばし息子の成長を観察しつつ、プレゼントを渡してから私はその場を去った。





私と元嫁、不甲斐ない両親の間に生まれてきた子供ながら、私の心配をよそに逞しく成長していた息子の姿を久しぶりに見ながら、ほっと胸を撫で下ろした。






私:
「ウチに帰ったらソレ開けていいぞ。
あんまし夢中になりすぎて、学校休むなよ。」





息子:
「なんだろう?、これ。
とうちゃん、何?これ。」






私:
「ないしょ。

そういえばオマエ、GWだし、明日は何すんだ?」






息子:
「えーとねー。
明日は同級生の彼女とスタバでデートなんだ👫」






私:
「は、はい???

なーにがスタバでデートだよ。


恐れ入るよ、まったく(-_-)💨」







息子:
「とうちゃんは?」







私:
「父ちゃん今日は休みだけど、明日は仕事だよ。

今日はママとオマエたちはこれから用事があるみてーだしな。
しょうがねぇから父ちゃんはこれから川でも行ってくるよ。」








息子:
「魚が恋人…だね、とうちゃんは😄」






私:
「そうかもな。


オマエみてーに父ちゃんはもてねーからな、羨ましいわ(笑)




じゃー、またな。」















◆◆◆◆◆



短い時間だったものの、息子との久しぶりの再会を果たし、一抹の寂しさを覚えながら私は車を走らせた。





私は私の道を歩いていくのみ。










PM:2:00
久しぶりの連休。
自分の中の新たな場所を開拓すべく、私は車を走らせた。






流れはいい雰囲気だけど、濁りが酷いな。



「どうしよう。」



未開の地、
少し迷ったけれど、歩いてみなければ、竿を出してみなければ、どんな魚がいるのか分からない。
支度を整え川へ降りてみた。


川辺に降り立つと、上から見ていたよりも一層濁りが酷い。
魚が居るような気配は感じられなかったけれど、とりあえずミノーを流芯の脇へ投入し軽くトゥイッチしてみた。

すると「グン!」とすぐに魚信があった。
サイズもソコソコあるようだ。

ゆっくりとリトリーブしながら魚を寄せてみる。



「???」








バス………か。。。





即座にリリースし、再び同じポイントにキャスト。

「グン!」



また同じような引き方(-_-)







やっぱりオマエさんか・・・(苦笑)




どうやらこの付近にはバスしか生息していないようだ。
楽しいけれど、お目当ての魚とは違う………

場所を変えよう。




また暫く車を走らせると、先程の川とは違い、キレイな水が流れている小川を発見した。
入渓する前に購入していた遊漁券のエリアだったので、この川に入ってみることにした。


ここも未開拓の地なので、やはり入渓してみなければ何がいるのか分からない。
そもそも魚が生息している川なのかどうなのかも分からない。それを確かめてみるのも楽しみの一つではあるけれど、期待を裏切られることもしばしば・・・




そういえば、一昨日には結構な量の雨も降った。
普段は枯れ果てていて、たまたま降った雨により増水し良い流れに見えるだけの、そもそも魚など生息していない川もある。
私は比較的 、普段から入渓した川に見切りをつけるのが早いほうだと思う。
自分なりにみつけた良いポイント、そのポイントに対して自分なりのベストなトレースをしてもチェイスすら見られない場合、そういった場合は早めに切り上げて別の川へ移動する。




けれど、
今日はなんとなく、センチメンタルな気分もあったのだろうか。
キレイな水流に身を任せていくように、とくに魚が釣れているわけでもないのに未開の地へと、どんどんと足を進めていた。たまに木陰でボーッとしてみたりしながら、ゆっくりと歩く。




ここまで一時間半ほど歩いて、チビのチェイスが1回だけ。
未だにヒットは無し・・・




けれど、その①チェイスがあったという希望の光を頼りに、再び歩くこと一時間ほど。







「ここで出なかったら川を上がろう」





そう思いながらポイントめがけてルアーを投入。
そして軽くトゥイッチ。








「グン!!」






ウルトラライトのベイトロッドがUの字を描くように絞りこまれた。




「やった!
居たよ、やっぱり!」



思わずそう言いながらネットを取りだし、無事にランディング。











「コイツ………




スゴい。」







ネットに入ったアマゴをマジマジと見つめた。
サイズは尺には届かない。



けれど、まだ錆が残るその全身に、散りばめられたパーマーク。そのなかに淡い朱点がパーマークと同化している。




素晴らしい。





ヒットルアーは自作したハンドメイドミノー5cm
(ボロボロだけど)






最高の瞬だった。




「本当にありがとう」
感謝を込めて、リリース。





思い残すことなく脱渓し、停めてきた車まで歩いて戻る帰り道。





春告鳥の鳴き声が聞こえてくる。

心地いい。








「大悟……
父ちゃんも最高の彼女と会ってきたよ。」









★タックル
ロッド: メジャークラフト ファインテールFTS-B4102UL
リール: シマノ 17カルカッタコンクエストBFS-HG

ライン: PE0.8+フロロ7lb

ルアー: 自作ハンドメイドミノー












山の幸と、時々釣り

2019-04-27 23:26:46 | 釣行記



市街に咲いていた桜の花は既に散り終わり、所々に花ピらの絨毯を作っていた。

だがこの標高1000m付近は今まさに満開🌸




今日はいつもの友人と源流へ。



この源流には太古の昔より姿形の変わることない、原種のヤマメたちが生息している。
少し竿を出してはみたものの、残念ながら本日はその姿を見ることはできなかった…………

原因は定かではないけれど、数年に比べ、水量が約半分にまで減少。
ルアーを満足に流せそうな場所がほとんど見つけられなかった。




因みに、これは昨年の6月に釣ったこの谷の原種のヤマメ。
精悍な顔つき、不揃いなパーマーク。



今回は釣れこそしなかったけれど、15cmほどまでに育った稚魚が遡上している様子は確認できた。
無事に育っていってほしい。




今回はこの狭い谷を友人と二人で歩いてみたけれど、フライマンである友人はロッドを持参してはいなかった。
理由は、今日この谷を訪れた本来の目的は釣りではないからだ。

4月の終わり、
たまたま何年か前に私と友人でこの谷を訪れた時に"こごみ"の群生地を見つけた。
その時には二人して釣りなどそっちのけ、夢中でこごみを採ったりしていた。


今年もそろそろいい頃合いではないか?ということで二人で再びこの山奥まで足を運んだというわけです。



予感は的中、
目的の場所に辿り着くと、丁度良いサイズのこごみが今年も一面に生えていた。



中には伸びすぎてしまっているものや、まだ生えてきたばかりのものもたくさんあったけれど、長さが7~10cm程で、太いものを選びながら、私と友人は二人して黙々と採集していった。




2時間ほど付近を歩きながら収穫。
二人してスーパーのレジ袋がパンパンになるほど採れたので車止めまで下山することにした。



採れたこごみを冷たい源流の水で洗い、その場でサッと茹でて再び冷水で締める。




柔らかく、でもシャキシャキとした歯応え。
絶品でした。



持参したジンギスもその場で焼いて昼食。
時折吹き付ける風が強いものの、桜吹雪の下で、気の置けない友とくだらない話をしながらのBBQ。
至福の時間。





BBQの片付けをした後、下流にあるダム湖に再び竿を少し出してみた。
しかし本日は二人してボ○ズでした(笑)





たくさん収穫したのはいいけれど、当然一人だけでは食べきれない。。。






その後……二人は"お土産配り"という課題を残しつつ下山致しました。









★タックル

ロッド: 天龍レイズ53UL
リール: Abu カーディナル3BP

ライン: ナイロン5lb

ルアー: 自作ミノー










春、友と二人で

2019-04-13 22:57:04 | 釣行記
基本、私は単独釣行が多い。



友人とドライブも兼ねながら、二人して釣り談義、和気あいあいの釣りも楽しいけれど、やはり"狙う"といった時には一人、単独釣行に限る。




次々に現れるポイントを譲りあいながらの釣りは、いくら気の置けない友といえども気を遣ったりもするもの。

ましてや、どちらか一方が釣れて、もう片方がボ○ズだったりすると、これまた気にしてしまったりするものでもあると思う。



そういった意味では釣行はやはり一人に限る。




そんなことをいいつつも、本日はそんな"気の置けない友"との釣行。
時刻はAM6:30





二人分の釣り道具を積んだジムニーシエラ。

(ぐちゃぐちゃギッシリ)



私のルアーボックスには市販のミノーも入れてはあるけれど、いつの間にか自作ミノーばかりになってきた。
今回は数日前に作ったばかりのミノーのスイミングテストをしながらの釣行。






支度を整え、渓に降り立つ。

気温3℃

水温3℃


水色は超どクリアー。
偏光サングラスなどなくとも底まで見えるほど。
しかし、水が冷たすぎる。


フライマンの友人と一時間ほど釣り上がってみたが、魚影はまったく見えなかった。



なので、ここから五キロほど下流にある本流に場所を変更することにした。






それにしても、
今日はなんていい天気なのだろう。
山々の稜線がくっきりとしていて、抜けるような青空。




本流に到着。
フライの友人は下流へ、ルアーの私は上流へと、それぞれに別れ、川の様子を探ってみることにした。




冒頭にも書いたけれど、友人との釣行は勿論楽しい。けれどやはり二人で同じ狭い渓流を詰めていくには譲り合いが必要となる。
しかし、こういった広い本流へ来ればどちらかが上流へ、どちらかが下流へと行けば、お互いに自分のペースで、自分のトレースしたいコースへ気兼ねなくルアーやフライを流しながら遡行してゆくことができる。






水温を計ってみると11℃

この時期にしては申し分ない水温。


友と別れ、一時間ほどゆっくりと釣り上がってゆくと魚止めの堰に辿り着いた。




堰堤の横には魚道が設置されてはいたが、もし魚がいるとすれば間違いなくここだな。



そのプールに向かってシンキングミノーを少し投げてみたがチェイスは見られない。
ミノーイングを中心とした釣りをしてきている私的には不本意だが、比重のあるスプーンを投入しボトム付近の様子を探ってみることにした。

コツコツとボトムの状態を確認しながなゆっくりとスプーンを巻いていると「ゴン!」と強烈なバイト。


表層まで浮かんできた銀ピカの魚体が猛烈に暴れまくる。



腰までウェーディングしていた私はなんとかその魚を引き寄せてネットへランディングした。

本流アマゴ。
ヒットルアーはスプーン5g





岸まで戻りサイズを計ってみると34cm。

私も含めた釣り人、鳥、数々の天敵から攻撃されたと思われる傷が痛々しいアマゴだった。
敬意を込めてリリースした。







「ここにはまだ他にもいるはず」






再び同じ立ち位置に戻り、腰まで浸かりウェーディング。
ルアーをイロイロ変えながら探っていると、「グン!!」とバット部分まで抑えこまれるような強烈なバイト。




「で、でかい。」




中層付近でグングンと頭を振ってもがいている様子が5フィート弱のロッドを通してびんびんと伝わってくる。



慎重にリトリーブしながら手前までなんとか寄せてきたものの、ランディングに何度か失敗(><)、辛うじて3度目ぐらいにネットに入ってくれたのは…………




プロポーション抜群の本流イワナ



自作ミノーにてヒット

フックぐにゃぐにゃ


サイズを計ってみると43cmあった。

こちらは先程のアマゴとは違い、傷一つなく、まるでアメマスのような模様の素晴らしい魚体だ。











その後……


友と再び合流し、この地の温泉と夕食を満喫してから帰路へと向かった。


友はこの釣果を心から喜んでくれた。
お互いに、同じ価値観を共有できる釣り友との釣行は楽しい。



だが、

"狙う"といった場合の釣行時は、やはり一人に限ると私は思う。












★タックル

ロッド: メジャークラフト ファインテールFTS-B4102UL
リール: シマノ 17カルカッタコンクエストBFS-HG

ライン: PE0.8+フロロ5lb

ルアー: イトウクラフト 蝦夷50StypeⅡ、スミス D-ダイレクト、スプーン5g、自作ミノー50S
















アウェイの洗礼

2019-04-06 23:00:00 | 釣行記


前回、友人との釣行で訪れた土地へ再び行って参りました。
今回は単独釣行。
時刻は朝の5時半





ここは私の自宅から車で約2時間ほどかかる場所ですが、前回ブリッブリのアマゴを手にしたことに気を良くし、今回はシーズン券まで購入。



「今まで来てはいなかったけれど、通えばもっとイイヤツ、釣れるんじゃね?」




完全に調子こいてます。



ですが、
この漁協エリアは広大なエリア。
支流も数多く、本流に至ってはギンギラのぶっ太い本流アマゴも狙えますので、「シーズン券を買う価値がある!」
と勝手に思い込むことにして購入。



でですね、
今回は未開拓の土地ですので、支流、本流の調査を兼ねての単独釣行。
先ずは前回友人との釣行で気になっていた支流を探索してみました。

時刻は朝の5時半、ダムインレットより入渓。
(今朝は3時起き😪💤💤)





全体的に緩やかな瀬が続いていて、水深のあるポイントがなかなか見つからない………

ようやく見つけた水深のあるポイントを丹念に探ってみるものの、チェイスすら無し・・・






少し場所を変え、ダムより下流域の里川付近を探索。
気温10℃、水温7℃




アップクロス気味に投げ、軽くトゥイッチしながらルアーを流す。





「ククッ」っと小気味いい当たり。




ようやくアマゴが顔を出してくれた。
自作ミノーにヒット。





暫く釣り上がって行くと、イワナも顔を出してくれた。





まずはひと安心。
………とはいえ、既に時刻は10時前。






支流はこのぐらいにして、本流の様子を見に行くことに。




堤防道路をゆっくり走って川の様子を見てみましたが、今日は土曜日ということもあるのか、良さげなポイントには必ずと言っていいほど先行者の姿がありました。
ロッドは7fのMH、カルコンにはPE0.8を100メートル巻いてあります。



BFS、浅溝スプールの割りには意外と巻けます。
これならPE1.0でも100mぐらいなら行けるんじゃないでしょうか。











「前回のように、いや、前回よりもブリッブリのアマゴを」



………などと思いながら果敢に攻めてみたものの、魚からの応答はまるで無し・・・





ひたすらザバザバと歩く。






魚信がなければ、また場所を変え、
再び歩く。





けれども、
まったく、
魚影は無し・・・







移動🚗💨






道中、
桜と松のコントラストにしばし見とれてしまいました。

満開。











再び川を歩いたけれど、
気づけば夕方5時🕓
タイムアップ。





本流でのロストルアー。
ミノー②
スプーン②


ハァ💨
完敗です(>_<)





本流、見知らぬ土地の洗礼を受けました。








「いつの日にかリベンジを…………」








そう心に秘め、
帰路に向けて再び車を走らせました🚗💨







PS:




朝5時~夕方5時まで、遠方の地にての釣行……
ヘロヘロです(+_+)






【タックル】

★渓流タックル
ロッド: メジャークラフト ファインテールFTS-B4102UL
リール: シマノ 12アルデバランBFS-XG
ライン: PE0.6+フロロ5lb
ルアー: 自作ハンドメイドミノー5cm



★本流タックル
ロッド: メジャークラフト ファインテールベイトFSX-B722-MH
リール: シマノ 17カルカッタコンクエストBFS-HG
ライン: PE0.8+フロロ12lb
ルアー: DUOスピアヘッドリュウキ70F、70S、80S
スプーン11g~14g