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エンタテイメントを見つめたい

エンタテイメントな日々を考えます。

音楽配信がCDを駆逐するぅ?

2005年12月16日 | 音楽
 音楽配信市場は5年後5倍以上に--NRI、国内IT市場予測の第2弾。2010年には2005年の約5.3倍と非常に高い成長となるとはいえその額は570億円。去年の12cm CDアルバム生産金額はその5.6倍の約3,170億円。音楽配信がCDを駆逐するとネット上でよく見られる主張とは程遠い予想。

 新しいメディアや技術が登場すると「それ以外はすべて過去の遺産。これからはこの新しいものが支配する!」という思想が瞬間的に出てくるけど我々はそれに惑わされず冷静になった方がいいと思うぞ。

CDを出さないのか、出せないのか

2005年12月07日 | 音楽
 新曲はCD出さずに、ネットで配信。製造のコストや在庫管理などの負担から開放されたり新譜を制作後即流通できる、といったメリットがあればCD化する必要性は低くなる。しかしこの流れはあくまでシングルCDの代替(シングルCDでも複数の曲を収録しなければならない)でアルバムCDは収益面から見ても必須であることに変わりは無い。音楽配信だけでリリースというう悠長なことができるのは大手レコード会社だけなんだけど。

音質より利便性が選ばれるのか

2005年12月04日 | 音楽
 マイボイスコム調査、約5割のユーザーが音楽ダウンロードを未経験。音楽配信の話しをすると必ずCDの売上げ減少の問題も出てくるのだけど、利用されるオーディオ機器についてはあまり聞かない。

 音楽媒体に変化があるのだからハードにも同様に変化があるのだけどそれはパソコンがステレオコンポと化してきていることからも分かる。この調査によると、『利用するオーディオ機器については「ステレオ・コンポ」が58.0%で1位となり、以下「パソコン」が49.8%』となっている。パソコンにはCDドライブが付いてるし音楽配信の曲はそのままパソコンから聞けるのだからこっちの方が楽だし。

 けど音質は圧倒的に「ステレオ・コンポ」の方がよい。音楽配信の曲自体も音質はそこそこ。けどユーザーはそれでもよいのだろう。質より利便性が選ばれる傾向にあるのかな。

音楽の違法交換と民度

2005年12月01日 | 音楽
 欧州で根強い音楽の違法交換、買うモノという意識を持たない若者

 こうった考えが多くなると文化創造のサイクルが回らなくなって結局は違法交換している奴らにもツケが来る。著作物へのモラルはその国の文化水準や民度を測るものさしなんだよねぇ。CDの売上げが減少しているとはいえ日本はまだましな方だと思いたい。

もっとモバイルで音楽配信を楽しもう

2005年11月24日 | 音楽
 RIAJ、2005年度第3四半期の“有料音楽配信売上実績”を発表――金額は95億4000万円超に。モバイルでの利用が圧倒的に多い(90億8169万1000円、構成比95.2%)のだがこれは世界的にも非常に珍しいのではないか。ということは音楽配信市場でアップルのiTMSに対抗するにはケータイ市場でということだろう。

 音楽配信でここまでアップルのシェアが高いと逆に恐ろしくなる。アップルのご機嫌しだいで重要な音楽流通路がまったく使えなくなる可能性もある。なので皆さんもっとケータイで音楽配信を楽しみましょう。

自国文化の土俵で戦う

2005年11月23日 | 音楽
 J・ポップの米進出。宇多田ヒカルのアメリカ進出が泣かず飛ばずだったのは日本語ではなく全曲英語で歌いその他大多数のアメリカ人アーティストと同化してしまった、つまり日本文化を打ち消しアメリカ人と同じことをしたためせっかくの日本文化という優位性と差別化要素を自ら放棄してしまったからだと思う。坂本九がビルボートで1位になれた理由のひとつは日本語で歌っていたからではないか。

 時間はかかるだろうが他人と同じ事をするべきではない。自国の文化という土俵を作りそこで展開すればアメリカ人はまねをすることはできない。日本人は自国の文化にもっと自信を持てるはずだ。

私的複製はどこまで自由なのか

2005年11月14日 | 音楽
 iPod課金「現時点では見送るべき」~文化審議会の専門委員会が結論。私的録音録画補償金制度を廃止するながれのようだがこの問題には「私的複製の自由」が関係している。個人で楽しむ分には著作物の複製は認められると著作権法にある(権利としては認められてはいない)が、JASRACはこの自由にも規制をかけようとしている。

 劣化することなく大量に複製でき私的複製の範囲を超えるとしてMDやCD-Rなどには既に私的録音録画補償金制度が適用されているがこれも廃止の流れにあるようだ。個人の自由はどこまで認めるられるのかと考えさせられます。