2005年のデジタル音楽販売、3倍に拡大――IFPI統計。まさか携帯電話がデジタル音楽販売の重要な流通チャネルになるなんて2、3年前ですら考えられなかった。何だか凄い世の中になってきたな。
著作権補償金の上乗せ、「iPod」見送り決定・文化審。そもそも私的録音録画補償金制度それ自体が怪しいのだよね。特に保証金分配の不透明さとか。
現行の私的録音録画補償金制度ではその使用目的以外で使われた場合は返金を請求できるのだけど、この制度の存在すら消費者には十分に周知されていない。返金請求をしても請求の意欲を減退させようと目論んでいるのではと疑ってしまうくらい手続きが煩雑になっている。
今頃権利者代表は新たな権益作りに精を出しているのかな。
現行の私的録音録画補償金制度ではその使用目的以外で使われた場合は返金を請求できるのだけど、この制度の存在すら消費者には十分に周知されていない。返金請求をしても請求の意欲を減退させようと目論んでいるのではと疑ってしまうくらい手続きが煩雑になっている。
今頃権利者代表は新たな権益作りに精を出しているのかな。
05年の米音楽アルバム販売枚数、96年以来最低に=調査。「違法ダウンロードやビデオゲームなどとの競争や大ヒット作が出てこなかったことを受けて売り上げが低迷した」のが原因としているが、アルバム単位ではなく曲単位で購入したいという消費行動の表れなのだろう。欲しい1曲だけを聴くために他の曲は購入したくないという気持ちは分かるけどアルバムは全体でひとつの作品となるのだからやはり全曲であるべきだろう。しかしそれは売り手側の論理で受け手にそのようにして欲しいならもっと魅力のある作品作りをするべきだとも同時に思う。
Moraの配信楽曲数が月間105万曲を記録。前年比291%-「新ウォークマンによるユーザー増加などが要因」。特定企業やサービスだけが大きくなり存在感が増してくるとそれに対抗するアンチが出てくるものだ。iTMSに対するそれが今の自分なのだけど。音楽配信はハードウェアと密接に関係している。記事によると増加した要因として「2005年11月に発売された“ウォークマンA”シリーズによる新規ユーザー数が増加したため」とある。iTMSがなぜあれほどの人気があるかといえば「おしゃれ」で使いやすいiPodシリーズがあるからだ。携帯オーディオプレーヤーは腕時計と同じで機能だけではなく人に見せる小物でもありそれはその人のセンスが問われるものでもある。まずは身に着けたいと人に思わせるデザインから入るのも大事なんだな。
タダでダウンロードが当たり前?――音楽を買わない世代、業界には大きな打撃。創作物は(企業が売る商品もそうだけど)利用者が創作者に対価を払いそれをもとにさらによい作品を作るという「創造のサイクル」によって支えられている。音楽に金は払わず違法に入手している奴らこのサイクルを断ち切っている。そうなると創作者のインセンティブが低くなり我々は優れた作品に出会える機会が激減するかもしれない。新年早々悲しい話だねぇ。
05年の北米コンサート興行収入、首位はローリング・ストーンズ。1位はローロング・ストーンズ(興行収入1億6200万ドル)で2位以下はU2(1億3890万ドル)、セリーヌ・ディオン(8130万ドル)ポール・マッカートニー(7730万ドル)、イーグルス(7680万ドル)とベテラン揃い。若手の台頭が低迷しているのかそれとも音楽ファンは意外と保守的なのか。チケットの平均単価は上昇したけど売上げ枚数は減少ということは少数の大物アーティストに人気が集中した一年だったということかな。
【夕刊キャスター】携帯向けTV番組配信。当初の携帯電話は通話のみがその目的だったが今やそれは数多くある機能の一部に過ぎない。それどころか通話をほとんど使わない利用者も多い。通話サービス提供者がテレビ局のような放送事業者へと変貌しつつある。『もはや携帯は「コンテンツ(情報の中身)商売になった」』は大きな変化を表している。
仏下院、著作権コンテンツのPtoPダウンロードを合法化する法案を可決。音楽ダウンロードはCDと比較すると売上げ単価は低く利益も薄い。薄利多売すればいいじゃないかと思うかもしれないが簡単に売上げを伸ばせるものではない。レコード会社もアーティスト活動も音楽ダウンロードだけでは当然成り立たない。とうことは音楽業界でのCDの重要性は今後も変わらないとうことともいえるのかな。
日本を題材にしたハリウッド映画がヒットしたり日本人タレントをベースにしたアニメが海外で大人気になったりと日本の文化・ポップカルチャーに対する海外からの評価は高い。これはとても嬉しいことだ。しかしそれに便乗(?)して実は日本国内向けのプロモーションを目的にしている「海外デビュー」もある。これがそれに該当するか分からないが随分と大風呂敷だなという印象はある。「先行発売パリでは早くもブーム」って本当かなと疑いたくもなるのだけど「日本国内用プロモーション」と思えば納得もできる。以上はあくまで個人的な見解ですが、本当に「世界が食いついた」なのであれば非常に嬉しいです。