今週のエンタテイメント雑感 1月28日

サーバー型放送、2007年度開始へ・ＮＨＫも課金検討
NHKの番組はおもしろいものが多いので期待します。

SNS訪問者数が半年間累計491万人に、ビデオリサーチ
そうですか。

興行大失敗、でも“博打”に成功
神経が図太くないとやってられないよね、ビジネスって。

「ＳＡＹＵＲＩ」、米Ｇグローブ賞音楽賞を受賞
狙うはアカデミー賞！

ロボットも馬も迷惑してる

　ソニー、アイボ生産終了へ　娯楽ロボット事業から撤退。現在のソニーの状況からすれば選択と集中ということでこれは妥当かもしれない。しかし「アイボには何の罪はないのにぃ」と哀愁を感じてしまう。ある意味堀江ライブドア前社長の愛馬ホリエモンが出走中止と似たようなものか。人間の勝手な都合にはロボットも動物もたまったものじゃないな。

あくまで「自由意思」なのです

　「喫煙が原因でがん」賠償請求、患者ら敗訴確定。アメリカでも同様の訴訟があったがその時の訴訟相手はマクドナルドだった。訴訟内容は「マクドナルドのハンバーガーを食べ過ぎて太り病気になった。マクドナルドは自社商品の有害性を隠していた」。マクドナルドの場合は確か訴訟対象にならないと却下されたのだったと思うけどその理由と日本のたばこの賠償請求との共通点がある。つまり「原告は自ら選択し自由意志で喫煙（ハンバーガーを食べていた）しており強制されたものではない」だ。当たり前だと思う。

次世代DVDは見放されそう

　映像がさらに身近にかつ手軽になってきている。HDD型テレビ録画機で大量のテレビ番組を保存し視聴の時間は自分で決められる。パソコンは映像受信機と化しネットからダウンロードした過去の映像作品をiPodやPSPで屋外に持ち出すこともできる。ワンセグ放送では鮮明な映像がケータイで受信できる。

　このような中、問題児は次世代DVD。BDとHDDVDの規格統一の兆しはほとんどなくしばらくは並存。しかし消費者からすると特に問題ではない。現行のDVDに不満があるわけではないし。ま、今年のクリスマス商戦までには何とかなればいいのだけど、という程度にしか個人的には思ってません。

意外な流通チャネル

　2005年のデジタル音楽販売、3倍に拡大――IFPI統計。まさか携帯電話がデジタル音楽販売の重要な流通チャネルになるなんて2、3年前ですら考えられなかった。何だか凄い世の中になってきたな。

堀江貴文容疑者よ、ありがとう

　この1年ほど話題と笑いを振りまいてくれたあたなは雄弁でした。株主のために全力を注いでいると泣きながら説明したあなたの演技は輝いていました。やましい事などしていないと主張する姿はまさに偉人。そしてその説法を拝聴しライブドア株の購入でカネを貢いできた拝金主義ホリエ教信者の愚直で哀れな姿をどうか褒めてやってください。

　しかしメディアは本当に無責任なものです。プロ野球新規参入時には時代の寵児としてもろ手を挙げ賞賛し既得権益に立ち向かう新たなスーパースターとして向かい入れました。経済界はあなたの経営スタイルをニュータイプと絶賛し株価の急上昇に大喜び。政界はあなたを政治家にしようと全力を上げました。ところが彼らは今では手のひらを返したようにあなたを糾弾。「最初からお前の悪事は分かっていたんだよ」と言わんばかりです。

　あなたはすべての事象について「想定内」でした。今後の嵐のような株主代表訴訟も想定内。拘置所入所時にはすっ裸にされケツの穴まで調べられ、家賃100万円のあなたの住まいとは程遠い暖房すらない3畳ほどの独居房で何日も過ごさなければならない事も想定内。しかしこの寒さは自身の罪深さと同じくらい身にしみることでしょう。

　全国民が観衆だったホリエモン劇場の幕が降りようとしています。私たちはあなたのことをライブドア事件として後世に伝えることを誓います。そして倫理観は法律と同様、時にはそれより重要であることも忘れません。カネがすべての価値観と定義するあなたは逆にそれを否定しカネより暖かいものがあることを我々に気づかせてくれたのかもしれません。彗星の如く現れ追放されるように社会から蹴落とされたあなたはことごとく注目をさらう人でした。すべての行いを正直に告白することが今のあなたの最大の責務です。堀江容疑者よありがとう。そしてさようなら。

調査結果をどう見るか

　PCがオーディオを逆転！ 新しい音楽ライフスタイル！調査対象者がネットユーザーならこの結果に驚きはない。逆に音楽配信サービスが拡大する中で「据え置き型オーディオ・コンポ」は大健闘、という結果になる。

　この調査をしたオリコンは音楽配信サービスを提供しているので音楽のリスニングスタイルをCDからダウンロードへとシフトさせたいとの思惑があるのだろう。だからといって世の中全体の流れがそちらへシフトしているとの印象をあたえるのはいかがかと。こんなことしてたらCDやDVDのオリコンランキングの信用を落としかねないぞ。

今週のエンタテイメント雑感 1月21日

ソニー、携帯音楽部門を再編　ｉＰｏｄの牙城崩せず
　iPodの対抗馬としてかんばってほしい。

ＣＤなどオーディオレコード生産額、７年連続で減少
　ふーん。

ＮＴＴドコモ　データ通信に定額制　無線ネットが使い放題
　これは嬉しいぞ。

ホリエモン籠城「命を狙われている」
　「豊田商事」とは異なるけど勘違いの偽善者は出てきそうで怖い。

Googleが脅かす業種

　GoogleがAmazon対抗でオンライン書店を始めるらしい。Googleはその収入のほぼすべてをAdWardsというユーザーの検索結果内容に合わせた広告の販売だ。広告主は直接Googleと取引できるため広告代理店という中間業者を必要としない。そして現在Googleが計画しているのが電子書籍の販売らしいがこれもAdWardsと同様に中間業者の取次ぎを飛ばして直接取引となるのだろう。

　ネット商取引の勃興気ではよく中抜きという言葉が使われた。ネットを利用すれば卸売りなどの中間業者の必要性が薄らいでくると。このような業者がなくなることは決してないが、特にデータに変換できる商材を取り扱う業者はおちおちとしてはいられない。さらに付加価値の高いサービスの提供が求められている。

コピープロテクションの解除・複製は罰則の対象ですが

　ピーアンドエー、DRM形式の音楽ファイルをノンプロテクトのMP3やWMAなどに変換する「tunebite」。日本の著作権法では個人的な使用であっても技術的保護手段（コピープロテクション）の解除や解除するプログラムの所持だけでも罰則の対象（３年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金）になるけど、このソフトは大丈夫なのかな？しばらくしたら販売中止になりそう。買うのなら今のうち？