【小豆島で「内野信二」】

内山クンこと内山信二ではない(^^;。
内野信二は伊号第八潜水艦の艦長だった方だ（遣独潜水艦作戦で唯一往復出来た）。

少し時が経ってしまったが、昨秋、小豆島を訪れた際、港の近くの施設で「小豆島突撃隊」という資料があって、
手に取ると「内野信二」の名が目に飛び込んできた。

終戦直前、内野が「小豆島突撃隊」（蛟竜）の訓練の長だったことを知った。
小豆島と言うと私の場合、壺井栄より尾崎放哉だが、まさかこの島の近海で内野信二が終戦を迎えたとは知らなかった。

内野は96歳で亡くなったと聞く。吉村は「深海の使者」執筆にあたって関係者約200人に取材、その中でも内野の存在は当然ながら大きかったようだ。
吉村昭が鹿児島で講演をした際に内野は最前列に着席。吉村はすぐ気づいてびっくりしたとか。
内野はその1年後だったかに亡くなった。吉村は「戦時はもはや遠くのものになった」と戦史小説を書かなくなった。