株式会社大島の木の住まい瓦版

 石川県金沢市の工務店で、自然素材を生かし
3代にわたり職人が、木造住宅を手加工で造り続けています。

木造住宅構造材・米松

2021-04-19 | 木材の管理・市場

 梁材に最適な樹種
北米大陸の西部に広く分布する松の一種で、柱や梁といった建築用構造材をはじめ、造作材やフローリング材、家具、合板などの素材に多様に用いられています。針葉樹の中では重くて強いのが特徴で、黄色または赤褐色の心材も特徴です。輸入材ですが、一説には明治時代にすでに輸入されていたといわれるほど、歴史ある樹種です。
ベイマツ(ダグラスファー)の上級グレードについて、木材業界ではピーラーと呼びます。ピーラーとは、ベイマツ丸太をロータリーレースという加工機械で、かつらむきのように機械で剥くこと(ピーリング)で、表面化粧用の美しい単板がとれるベイマツ丸太を指します。
ピーラーは高樹齢の大径木を原材料とし、色が明るく、非常にきめ細かい木目が特徴です。ピーラーはヤニを多く含んでおり、内装仕上げ材として使用する場合、ベイマツ内部のヤニを圧力釜で抜く作業が重要になります。
従来、木造軸組住宅の梁・桁等の横架構造材は地松などを原材料としてきましたが、本格的なベイマツ供給により、あっという間にベイマツ平角が梁・桁市場の多くを占めるようになりました。
 ベイマツ平角は日本の木造軸組住宅市場を一変させたといっても過言ではありません。
このように長尺・大径木の米マツは、日本のスギに比べて粘りがあり、引っ張りや曲げ強度も高いので、主に梁などの横架材や筋交いなどの構造材としてよく使われます。
 このように強度のある樹種として有名な米マツですが、湿気やシロアリに対しては決して強くないので、床下の部材にはあまり向かない樹種といえるでしょう。
弊社では、構造材(梁材・母屋材・束材など)に使用。

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