「あ、ゲームのアタシ。何だか、見るの久しぶりねぇ。」
月に一度は起動して動かしてますよぉ・・・。
「言っても月イチくらいのペースなんじゃないの。あんまりかわいがられてないんじゃないの、ゲームのアタシ。」
・・・そんなことはないさ。ガーベラと同じくらいかわいがってるよ。
「何か、それだとアタシが、あんまり愛されてないみたいなんだけど・・・。」
・・・今回はですね。
「あ、はいはぃ。」
ゲームのガーベラをですね、転職させようと思いましてですね。
「あー、はいはいはぃ。前にてぃながやってたヤツね。何だっけ、騎士とか魔法使いとかになるんだっけ?」
どんなのがいい?大まかに、前衛として戦う戦士タイプと、後衛で戦う魔法使いタイプと、料理とかが得意な生産職タイプとに分かれ
「魔法使い。」
・・・即答ですね。
「頭良さそうじゃない?アタシ、魔法使いがいいな。」
え、そんな理由なの?
「魔法使いは頭が良さそうだからという頭の悪そうな理由で魔法使いを目指すことになってしまった、かわいそうなゲームのガーベラ・・・。」
「そういう言い方するんじゃないわよ、別にかわいそうじゃないわよ。」
魔法使いといっても種類がありましてね。そこまで選んでほしいな。
「ん?例えばどんなのがあんの。」
相手に合わせて弱点属性を使い分けるタイプと、大体の相手に優位を取れるタイプと、回復が得意なのと、属性相性なんかと無縁のタイプ・・・てな感じの4つ。
「面倒なこと考えなくていいヤツがいいな。」
属性相性とか考えないヤツ?
「それそれ、それでいいや。」
「完全に頭の悪い魔法使いの意見じゃないですか・・・。」
じゃあ、ウィザードかなぁ・・・。ウィザードにしておくね。
「はーぃ、それでお願いするー。」
「頭の悪い魔法使いの誕生ですね。」
(エミル・クロニクル・オンライン、ボチボチ遊んでます。)