ろろ&りょりょのお遊びページブログ

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水中花火

2005-09-10 02:28:52 | なんでもやってみ隊
火のついた花火を水の中に入れたらどうなりますか?
『それは、消えるでしょう。』
と言う答えがかえってくると思います。
ところがある情報で『花火が水中でも消えない』というのです。
そんなばかな!!
と思った瞬間もしかしたらと思い当たることがありました。

先日愛知万博のガスパビリオンでぼや騒ぎがあった時、ニトログリセリンを扱っていた時の事故であったとニュースでいっていましたが、ニトログリセリンと言えばちょっとした衝撃でも爆発すると言われるものですよね。
マジックにそんなものが使われているのだとはじめて知りました。
その時に、ニトログリセリンについて少し調べたのです。
ニトログリセリンの分子構造のなかに酸素を含むため自分自身の中で酸素を供給できて爆発が起こると書かれていました。
ちなみに、狭心症で使われるニトログリセリンは安定した状態になっているので爆発しません。

燃えるとは酸化反応のことですから本来火がついたものを水中に入れれば酸素の供給がなくなり火は消えてしまいます。
ところが花火を水に入れても消えないということは、ニトログリセリンのように火薬の中に酸素の供給源があるに違いありません。
調べてみると花火の原料に硝石(硝酸カリウム)が使われています。
これが酸素の供給源のようです。
このことを知ってからはどうしても実際にやってみなくては気が済まないわたしです。
そこで近所のお友達と恒例の花火大会のときに実験してみることにしたのです。
数本試して確認できればよいと思い、一人2回程度実験できるように花火の先にアルミ箔を巻いて準備しておきました。
2Lのペットボトルの先を切った容器に水をはり、火のついた花火を差し込みました。
ところが、あっという間に消えてしまいます。
そんなはずは…
いろいろ条件を変えながら数回試してようやく成功。
水の中で明るく燃えています。
いったん火をつけて花火がしっかり燃えてから垂直に水につけてみるとよいようです。
外で燃やすよりは早く消えてしまいますが、結構長い間燃えています。
とても想像もつかないことを実際に目で見ることができて私としてもかなり満足。
後は普通に花火を楽しもうと思っていましたが、水中花火がうまくいったりいかなかったりと、必ずしも成功しないものですから子どもたちはかえって意地になって、またアルミ箔で巻かなくても成功することが分ったこともあり何度も挑戦しはじめました。
結局残りのほとんどを水中花火に使ってしまいました。
まあ、こんな花火大会もあってもいいかな(;^_^A アセアセ