昨日のブログで、大技が出ると書いた。
それは、素人でも読める指し手である。
しかし、豊島2冠はそれに対する対策を立てているようには見えなかった。
そのため、佐藤名人から銀蛍桂交換で角が成り込む手が差された。
その結果を見ると、取った桂馬も成角もあまり働かなかった。
逆に、豊島2冠が取った銀と逃げた飛車が活躍して勝利したのである。
どうやら、大技を仕掛けさせるというのは、「誘いの隙」ではなかったかと思われる。
それにしても、豊島2冠の将棋は、羽生将棋と異なり、コンピューター将棋と言われるように、スピード感が違うのである。
だから、佐藤名人も対応しきれていないように見える。