ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

中毒CD

2008-12-17 11:32:25 | CD

こんにちは、雨降りさんな名古屋の空模様の中、今日はなんだか晴耕雨読モードのサンバタウン店主リトル・ゼです。あっ、面白くありませんでしたか。ごめんなさい。それにしても映画「シティ・オブ・ゴッド」のオープニングのラッパがどうしても「仁義なき戦い」のあの有名すぎるフレーズとカブってしまうのはワタシだけかしらん。

さて、上記ネタとはまったく何の関係もありませんが、最近アコースティックもののご紹介ばっかりだったので、たまにはこんなのも。
元ロス・エルマーノスのフロントマンだったマルセロ・カメーロの初ソロCD、その名もsou。ジャケットからしてnós(我々)の印字を逆さまにして無理矢理sou(私は~である)としているあたり、かなりのひねくれ者であることが伺えますが、その中身も、これまた一筋縄ではいかない奥の深~い作品に仕上がっています。

一部をMySpaceにある彼のページで試聴することができますが、ロス・エルマーノス時代以上に内省的(MySpaceに登録されている曲は特にその傾向強し)でありながら、繊細で切なく、そしてブラジル音楽らしさに満ちています。後半部のマルシャなんてあまりの温故知新的カッコ良さで涙出そうになります。

というわけで最近は狂ったようにこれのサンプル盤ばっかり聴いております。ブラジル新世代派とか騒がれて久しいけれど、この人はその中でも実力・センスともに飛び抜けているんではないかと思う店主です。もう仏恥義理のトップクラス。さすがはかのタンバ・トリオのベベートの甥。格が違います。

入荷があと1ヶ月早かったら間違いなくワタシのブラジル・ディスク大賞2008のベスト3にはランクインしてました。残念!
ロス・エルマーノスのセンチメンタルな部分、オルケストラ・インペリアルのあのユル~い一面が特にお好きな方には自信を持ってオススメできます。

いかがでしょうか?(←マルメラアダのアベさん風に)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿