ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

促進系CD

2013-01-17 14:35:11 | CD

こんにちは、ダイオウイカです。嘘です!
NHKもその気になればいくらでも良い番組を製作できるではないですか。
この調子でちゃんと世の中の「スルーしてはならないニュース」も隠さずに報道してくれればいいのですが。
そんな「困ったときはEテレ」的テレビ嫌いのサンバタウン店主ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて。

2013年、サンバタウンが最初にオススメするCDはコレ!
サンパウロのショーロ/サンバグループ、カデイラ・ヂ・バランソ(Cadeira de Balanço)のファーストアルバム "Bagunça Generalizada" であります。
「ロッキングチェア」なる意味を持つこのバンド、まだ若手ながらも非常にツボの押さえどころを心得た、グルーヴ感溢れる演奏を聴かせてくれます。内容はというとこれがまたショーロとサンバの美味しいところばかりを集めて折半したようなゴキゲンな音。ツウの方でしたら「もう少しオーソドックススタイルなパゴーヂ・ジャズ・サルヂーニャ・クラブ」と表現すれば何となくご想像いただけるかと。

基本ノリの良い音楽が聴きたい、でもいわゆるスタンダードなショーロだとちょっとおとなしすぎる、かといってあまり騒々しすぎるサンバじゃなくていい、できれば流して聴いても気持ち良いインストだとなお良し・・・。このアルバムはまさにそういった潜在ニーズをお持ちのブラジル音楽ファンの方に一も二もなく推薦したい作品なんであります。
動画もアップされてますが、CDの2曲目に当たるこの曲、これでも作品中かなり地味な方です。とするならば、一体どれだけノリの良い音楽なのよ、と後は推して知るべしの世界。
そしてこのアルバムはいかなるシチュエーションにおいて聴くのがオススメかというと、何はさておき、
・お掃除
・お料理の下ごしらえ
・鬱陶しい単純作業

などといった場面でのBGMとしてお楽しみいただきたいと思います。いやもう捗ること捗ること。特にCD後半部の盛り上がりっぷりはなかなかに素晴らしいものがあります。このテの「家事能率アップ系CD」においては、10年くらい前にリリースされたドミンギーニョス、シヴーカ、オスヴァルヂーニョの御三方によるスーパーアコーディオンアルバム(マジ名盤)がサンバタウン店主の中では最高峰に位置しておりましたが、本作はそれを上回るのではないかと手前味噌ながら評価しております。騙されたと思って是非一度お試し下さいませ。

今年も良い音源に沢山出会え、日本のリスナーにご紹介できるよう頑張りたいものです。
それこそがワタシの一番やりたいことであり、またやらねばならないことだと考えています。

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