「JOYO ARC」(常陽アーク)

2012年05月02日 | 「KURENAI」とは

「KURENAlプロジェクト」 山西 弘一郎さん

 平成11年に小川町商工会青年部と地元の若手農業者の農志会が中心となり、百里基地の民間共用化の動きに併せて、地元が主体のKURENAIプロジェクトを立ち上げました。「安全」をコンセプトに「茨城空港」の全国発信に取り組んで行っています。
 
安全な食
 安全と品質にこだわった「おみたまプリン」

 1万円の「おみたまプリン」の開発は、単なる話題性を狙ったものではありません。体に良いこと、有機食材を基本テーマに、茨城県は「たまご」産出日本一であったこともあり、安全と品質にとことんこだわった「プリン」による「おみたま」ブランドと「茨城空港」の全国発信がねらいです。おみたまプリンは「有機飼料」と「平飼い」による品質優先で鶏を育てている鶏卵農家を厳選し、もっとも貴重な「初生卵」を使用しています。高級プリンの開発は仕事で付き合いのあった東京のレストランのチーフパティシエが担当、器のデザインは市内小川在住の世界的グラッフイツクデザイナー藤代範雄さんの協力を得、また、器は、藤代さんの紹介を受けた北茨城市の陶芸家合田恵美さんの天心焼きを採用しています。全ての素材にこだわり、安全と品質を追求し、日本一の「プリン」をめざしました。
 1個500円の高級「おみたまプリン」は、週100個限定で、つくば市・水戸市・小美玉市のショップなどで販売し、午前中に完売しています。また、最高級の2個人り1万円の「おみたまプリン」は1ケ月50セットの冬季限定(要予約)で、即日完売となっています。
 ほかに、茨城県産の平飼たまご、小美玉市産のノンホモ生乳、つくばの蜂蜜を素材とした「おみたまアイス」の商品化による販売も順調であり、今後、さらに地域ブランド商品の開発の取り組みを通して「茨城空港」を全国に発信してゆきたいと考えています。

安全な空
 めざすは航空機の整備の街

 KURENAIプロジェクトの主要メンバーに石岡市のJCメンバーが加わり、航空機の整備工場、整備士を育成する大学の誘致等に成功しているアイルランドのシャノン空港をケーススタディしました。この集まりが中心となって「百里シンポジウム」を9回開催し、研究の結果を広く市民に報告し、情報を共有してきています。
 自衛隊の職員の間では「最終赴任地として百里は人気がない。」という話を聞いたことがあります。理由は、この周辺は、再就職先として、殆どその能力とは関係のない職場しかないからだそうです。
 航空機の整備等の技術力を有する人たちの定年後の第二の職場として活躍ができる航空機の整備学校や航空機整備会社の誘致が考えられます。経験と技術が活かせる職場を創り出すことにより定住率が高まります。現在、大手の航空会社が海外へと発注している航空機の整備をこの地域で行うことにより、「航空機の整備の街・百里」というブランドを創ってゆきたいと考えています。同時に、子どもたちが、将来めざす職業の夢の一つとなるような職場のある街をめざしてゆきたいと考えています。

熱気球により、
 空から「茨城空港」を国内外にアピール
 
 地元の百里バルーンクラブは、熱気球に茨城空港のロゴをつけています。国内の各地で開催される熱気球大会で飛行していますので、宣伝効果があります。近くマレーシアで開催される、熱気球大会に運営として参加、このロゴマークを付けてフライトし、世界に向けて茨城空港をPRする予定です。マレーシアにあるLCCの航空会社など、アジアの航空会社に茨城空港のアピールができればと考えています。



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