湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

確かに違うかも

2007年05月14日 | 日常生活
 丹沢を走ったときはたいてい護摩屋敷の水をはじめとする丹沢の湧水をボトルに詰める。入れていった江ノ島の水道水がまだ残っているときでも、それをすべて捨てて丹沢の湧水に入れ替える。「この水を飲料とする場合は必ず煮沸してください」という看板がかかっていても、ほとんど気にせずすべて詰め替える。水道水よりかは丹沢の湧水のほうがなんとなく美味しく、また体にも良い気がするから。

 もっともボトルから飲む場合は、ホントに「気がするから」であって実際には味の違いなんてわからない。ただ「これは確かに違うかも」と感じる瞬間がある。それは持ち帰った水でコーヒーを淹れたときである。

 夏以外の時期であれば、部屋に帰ってきた時点でボトルにはたいていコーヒー一杯分くらいの湧水が残っている。最近はその残った湧水でコーヒーを淹れることが多い。ボトルに残った水なわけだから微量の唾液などがまじってしまっているかもしれないけれども、どうせ沸騰させるわけだからあまりそんなことは気にしない。で、まぁとにかくその残った湧水でコーヒーを淹れると確かに水道水で淹れたものより美味しく感じるのだ。

 僕はそんなに味に敏感な人間ではないけれども、丹沢の湧水で入れたコーヒーは水道水のものより不思議なことに味が深いような気がする。気のせいだけでなく、実際に美味しいと思う。護摩屋敷の水をはじめ、丹沢の湧水を汲む場所には大量の容器を用意してきて水汲みをしている人がいてちょっと迷惑だったりもするのだけれども、こうやって自分でコーヒーを淹れてみてその味の違いを感じるとそうしたくなる気持ちも確かにわからないではない。試したことはないけれども、炊飯などに使っても味が変わるのかもしれない。

 夏になると部屋に戻ってくるまでにボトルのなかは空っぽになってしまうことがほとんどなのだけれども、そんなわけで今年はもう1本ボトルを用意するなり、他の容器を用意するなりして、コーヒー用に丹沢の湧水を持ち帰ろうかななどと思ったりしている。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (dokaidokai)
2007-05-15 20:57:35
私も、ヤビツ峠に行ったら必ず護摩屋敷の水くみます。

でも煮沸してくださいとの看板は今まで気がつきませんでした。 水はたしかにおいしいと思いました。 初めて行った時は、おみやげに500mmのペットボトルに入れて持ち帰りました。
その時はロードに大きめのフロントバッグを装備しておりましたので、その中にしまいこんで。 

ただ、その水でコーヒーを入れた時はそれほどまでに感じなかったのは???

ヤビツ峠こそ練は天気が良くて良かったですねえ。
富士山絶景!
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水の違い (モリ)
2007-05-15 21:54:18
私が横浜に越してきて最初に驚いたのが水の不味さでした。
沸騰させてお茶を入れても、もちろんコーヒーを入れても、ましてや水割りなんかとてもじゃないけど飲めなかったな。

そんなこと言ってしまうと普通に飲んでいる方には申し訳ないのですすが.....

そしていつの間にかそんな水にも慣れてしまい、普通に飲めるようになっていました。

でも、たまに田舎に帰るのですが、そこで飲むコーヒーがもの凄く旨いんですよ。同じ豆でもこんなに違うのかと思うほど。

最近は蛇口に付ける浄水器を使っていますがこれだけでも全然味が違うんですよね。
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峠でお茶でも (SST)
2007-05-15 22:58:58
いつかは、護摩屋敷の水で、峠の茶屋でもやって
みましょう。
水も、空気も、道も、景色も、時間も
全てを贅沢に味わいながら・・
ではでは
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丹沢を走る楽しみに (yuzito)
2007-05-16 21:30:23
□dokaidokaiさん

 コーヒーは駄目でしたか!?dokaidokaiさんにそう言われて「やっぱ気のせいなのか!」と一瞬自信を失いかけましたが(笑)、コーヒーやっぱり美味しいような気がしますよ。ただゼーゼー言いながらヤビツを上ったあとの湧きでたばかりの一杯が一番美味しいのは確かだと思います。それにはやはりかなわないと思います。
 「煮沸してください」という看板は、護摩屋敷には今はないようです。一時期だけ看板が出てて「あれ?」と思ったりしていたんですけど。他の丹沢の水場には看板あるところが多いように思います。でも何かあったときのための行政の責任回避のためのものだろうと決め込んで、ほとんど気にしないようにしています。
 どの水場の水も、それでコーヒー淹れるととっても美味しく感じるので最近ではそれが丹沢を走る楽しみのひとつになっているかも、です。もっとも自転車だと持ち帰れる量はたかがしれてますが(笑)

□モリさん

 実は僕も横浜の水ってまずいような気がします。でも藤沢の水と横浜の水の味が違うのもおかしい気がするので、「気のせいなのかなぁ」っていつも思っているのですが。
 やはり水が違うと、コーヒーにせよ何にせよ味は変わるのでしょうね。水の美味しい地域の食べ物は何でも美味しいって言ったりしますしね。ご実家のあたりはやはりきっと水がいいんでしょうね。そう考えると伊豆はやっぱり良いところですよねー。水も美味しいし、魚も美味しいし、温泉もあるし。羨ましいです!

□SSTさん

 峠の茶屋、いいですね~。賛成です!
 そういう贅沢な時間を持ちたいと思いつつ、ここ最近は自分でコンロを持参してというのはすっかりご無沙汰でして・・・。
 是非今度やりましょう!
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横浜の水 (aiz)
2007-05-17 15:21:08
護摩屋敷の水汲み場は土日はでかいポリタンを持った人が並んでいることが多くていけませんね、もし自分がそういったものに詰めている最中に登山者やサイクリストが小口のボトルに水を詰めようとしていたら、「どうぞ」と優先させますが、見て見ぬ振りで黙々と詰めている人が多い様です。マナーの問題ですね。

さて横浜の水道水ですが、流石に伊豆等の水が美味しいところにはかないませんが首都圏の中では最もまともなほうなんですよ、主に藤沢.横須賀、横浜南部が道志.相模側水系、横浜北部、川崎が西丹沢酒匂川水系です。東京の東側(利根川.荒川.江戸川より)の水を飲んだあと横浜の水を飲めばどれだけマトモだか(笑)、、、
でもカミさんの実家、信州で水道水を飲んだ後、横浜に帰って来ると、とっても不味く感じてしまいます。○| ̄|_
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気は大切ですね(笑) (yuzito)
2007-05-18 22:10:33
 護摩屋敷などの水場では、僕はいつも「このボトル分だけ入れさせてもらえませんか?」ってこちらからお願いしちゃいます。何度か嫌な顔をされたこともありますが、たいていは快く「どうぞ」って言ってもらえます。
 横浜の水は首都圏のあたりでは美味しいほうなのですね。ということは、藤沢の水と横浜の水の味の違いはやはり気のせい・・・。いやぁ、やはり気持ちって大切なんだって思ってしまいました(笑)
 学生の頃、信州からやってきた友人が横浜の水はやはりまずいって言ってました。水の美味しい地域からやってきた人は、最初は大変でしょうね。水って毎日必ず飲むものだから。どこぞの国会議員のように皆が皆、むちゃくちゃな値段の浄水器を買えるわけでもないでしょうし(笑)
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ちょっと舌足らずでした (dokaidokai)
2007-05-18 23:35:02
水談義の様相を呈して来ましたが、実は普段コーヒーを入れる時は据え置き型の浄水器(むちゃくちゃな値段のものではないのですが)を通し、さらにBRITAで濾過した水を使っていますので、未処理の水道水と比較したのではなかったのです。

BRITAはピッチャーの代わりに使い始めたのがそのまま定着してしまいました。 

普段の飲料水は、やまやで一番安いミネラルウオーターを使っておりますです。

護摩屋敷の水って言葉の響きも良いですよね。 始めて家に持帰った時は、また酌んで来てと言われました。
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すごいですね! (yuzito)
2007-05-19 06:31:47
□dokaidokaiさん

 dokaidokaiさんは普段からとても水に気をつかわれているのですね。それならば丹沢の水のコーヒーが期待したほどでは・・・というのも納得です。僕は料理用の水も普段の飲料水もばりばり普通の水道水ですので、やはり丹沢の水は美味しく感じます。
 でも水ってやはり美味しいほうがいいに決まってますよね。そう考えると、丹沢の水汲み場にいる大量のポリタンクを用意している方々の気持ちもわからなくもないです。僕も近くに住んでいて車があれば行っちゃう気もするし。
 護摩屋敷の水はホントにことばの響きも良いですし、位置的にもヤビツから下ってすぐなので、丹沢を走る自転車乗りにとっては本当にありがたいです。dokaidokaiさんも久し振りにぜひとも汲みに行ってはいかがでしょう?「汲みに行ってくるから少し帰りが遅れるよ」と言って(^^
 ところで今朝は昨日持ち帰った湧水のコーヒーを飲みながらのコメントレスです。美味しいです(笑)
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