夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 2月25日(土)「牛丼の価値と価格」

2017年02月25日 20時22分08秒 | 「政治・経済」
まずツイッターから

インフレというのは、例えば300円の牛丼が500円になったというだけです。牛丼の価値自体が騰がったのではなくて価格が変化しただけであり、それは貨幣価値の低下を起こしただけです。牛丼界が多くの価値を生産したということではないのです。
500円になった牛丼が300杯売れて15万円稼ぐのか、300円の牛丼500杯売れて15万円稼ぐのか。300円の牛丼が500杯売れたほうが多くの価値を生産したことになります。インフレで500円の牛丼が300杯売れたとしても企業の利潤率は下がるでしょう。
ましてや円安誘導により牛丼が500円になって300杯しか売れないなら、これは単なる悪性の物価高です。インフレではない。利潤率はさらに激しく下がるでしょう。

牛丼の価値とはその牛丼をつくるためにどのくらいの労働力が使われたかにある。
この労働力の支出(基本的には時間)により物と物とは交換されます。
牛丼1杯=靴下2足とか。。。。。
牛丼と靴下はその形や使用価値から比べようがありません。唯一共通するものは労働力がおのくらい支出されたかにあります。
ですから牛丼1杯の価値も靴下2足の価値も労働力の支出が仮に30分とすれば、同じ価値となります。
その価値を貨幣量で表したのが価格で、この場合牛丼1杯と靴下2足が300円となり交換をされます。
牛丼が500円になったら靴下も500円になります。この場合労働の生産性に変化がないことが前提ですが。
貨幣価値の変化で価格が変化しても牛丼の価値と靴下の価値には変化がないのです。
上の例でいえば、牛丼屋さんは同じ15万円を稼ぐにしても300円の牛丼を500杯売るのと、同じ15万円だからインフレで500円の牛丼になったのだから300杯でいいやとはならないのです。牛丼の価値生産が減少をして利益が減ってしまうからです。
案外価値と価格の違いを忘れたインフレによる経済の好循環が流行ってしまいます。

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