のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

「ぼんくら」2回目の感想文。

2008年12月15日 09時20分52秒 | ★★宮部みゆき
『日暮らし』が文庫化されて続編をようやく読めたことから、再読。
細かいところを忘れていたから、こっちから読んでもう一回『日暮らし』にいこう、と決意したけど・・・・・

初めて『ぼんくら』を読んだとき。
江戸時代のゆっくりと流れる時間と、お徳さんのおいしそうな煮売り屋さんや随所に出てくるお菓子、長屋の修繕とかお掃除とか・・・なんていう、庶民の日常っていうのにとても新鮮な感じがして楽しんだ。
ゆったりしていていいなあ、なんて感想を抱いた記憶がある。
ここでもそんな感想したし。

ところが。
今回はまったく逆。
佐吉がかわいそうで。湊屋がなんだかもう理解できなくて。
『日暮らし』を読んだからかな。それとも、時代小説にすっかり馴染んだからかな。。
それとも宮部作品の初めに『模倣犯』を手にして、その後が『ぼんくら』だったからずっと優しい作品だって思ったのかな。
「長い影」がとても辛い。読んでいてとても、辛い。こんなに読んだ印象が変わった作品は初めてかも。
考えさせられる。様々に、諸々に。

おでこと弓之助が好き!っていうのは変わらないんだけれど、ね。
作品としてはとても好きっていうのも、変わらないんだけれど、ね。


余談。
土曜日に下の子のクリスマス会の手伝いで学校に行ったんだけど。
差し入れのお菓子が大量であまりの多さに全部は出せず、係りのお母さんが持ち帰ることになった。
そこで私。
大八車がいるねー!」
・・・・・と、言ってしまったさ!

ああー。気分は江戸住み~~~~

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