ウルフ・オブ・ウォールストリート

【THE WOLF OF WALL STREET】 2014/01/31公開 アメリカ 179分
監督：マーティン・スコセッシ
出演：レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー、ジョン・ファヴロー、カイル・チャンドラー、ロブ・ライナー、ジャン・デュジャルダン

貯金ゼロから
年収49億円

ヤバすぎる人生へ、ようこそ。

[Story]
学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた...
 

実在する株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。
1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕されるまでが描かれてます。
監督・主演は仲良しマーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオ。

長い...長い....さすがに2本立てはキツイので1本立てで観てきました。
普通に株式ブローカーの栄光と転落人生を描いたお話なのかと思ってたら....

ドラッグをやりまくりー、オンナとやりまくりーだった!!

しかも、レオの最初から最後までハイテンションっぷりには圧倒されました。

これだけ力いれて演じてたら、そりゃ仕事も休みたくなるよねーと思いましたわ。
観てるこっちだって、長いからと寝てる場合じゃなく最後までお目々パッチリで観てましたわさー。

先日のゴールデン・グローブ賞（コメディー/ミュージカル）では主演男優賞を受賞したけれど、これだけの熱演...いや怪演までしたんだからアカデミー賞主演男優賞とれなかったらおかしいんじゃない?と思うくらいヤクの入り方が半端なかったス。
ドラッグであんなことや、女性とあんなことや...で圧倒され、ナレーションも含めて台詞が多い。出てないシーンはないんじゃないかと思うほど出まくりですもんね。
相変わらずスコセッシ監督作品には物語には深みはないんだけど、役者の演技力を引き出すのがうまいなぁと思うのでした。

実在する人物とやらですが、どこまでが真実なのでしょーか。
80年代後半から90年代前半は金儲けできたらなんでもアリの時代だったのですね。
とにかくジョーダン・ベルフォートという男を面白く描いているのがいい。
というか....呆れるわ(笑)
スイス旅行のところとか、賞味期限切れのドラッグでえらい目にあってる姿とかでんわ～でんわ～のくだりとか爆笑もの。他にもあるけど...
テンポもよく所々で笑いがあるのでヤク3時間の長丁場も楽しく観られました。
それにしても、ハチャメチャやってて逮捕されて、セミナーやって本書いて....それで映画化ときた!
なんやかんやでお金に好かれるひとなのがすごい。 

ボールペンを俺に売ってみろというシーンはなかなか興味深い...。

乗ってた船が嵐で沈没しそうになるシーンでは、お～タイタニックか?と思った人は多いと思う。

★★★★ 熱演熱弁におまけしちゃう。

そんなドラッグ中毒のジョーダンさんを観た次の日、フィリップ・シーモア・ホフマンが薬物の過剰摂取で亡くなったという衝撃のニュース。この映画を観ていても大丈夫なんだろうかと思ってただけに複雑、、、。

 

	ウルフ・オブ・ウォールストリート ブルーレイ+DVDセット(初回限定DVD特典ディスク付き)(3枚組) [Blu-ray]
	レオナルド・ディカプリオ,ジョナ・ヒル,マーゴット・ロビー,マシュー・マコノヒー,ジョン・ファヴロー
	パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

 

	ウォール街狂乱日記―「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生
	Jordan Belfort,酒井 泰介
	早川書房