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暮らしの菓音レポvol.13 ジャム編

今年は自家栽培果実シリーズのジャム、
長野県鬼無里の畑(山の畑シリーズ)も自宅近隣の福田の畑(杜の畑シリーズ)も種類、量が増えた。
鬼無里畑は今年長野県全域に大発生したマイマイ蛾にやられるものも少なからずあったが
それでも強いものは実をつけてくれた。

ジャム専用陳列棚。これは実はオット作。ちょっといびつながらそれも味?

畑の様子をフォトスタンドで映写してみる。畑の実り、大地の恵みが伝わるかな~。

鬼無里畑のレッドカラント、エビガライチゴ、カシス、そして畑の地主さんが育てた山ほおずき。
どれもこれも実が小さくて手がかかるけど、収穫した実の美しさが疲れを忘れさせてくれる。

去年から仕入先が変わった無花果とブルーベリー。どちらも静岡市由比産。
山の畑のブルーベリーはマイマイ蛾の被害で今年は全滅。
ブルーベリーは無農薬栽培農家さんの畑に足を運んで半日がかりで摘ませて頂いた。
無花果は農家さん朝摘みのをその日中に全てジャムにした。
この無花果ジャムを召しあがったお客様から”今まで食べた無花果ジャムの中で一番”とご感想を頂きました。
素材の違いをきっちり見切られるお客様の味覚に、ありがたくもあり、身が引き締まる思いもあり。
手抜きがあればすぐ見抜かれるということ。

自家栽培シリーズの定番となった山の畑のルバーブジャムシリーズ。
今年はプレーンなルバーブ、ルバーブ+夏ミカンミックス、ルバーブ+レーズンミックス、
ルバーブ+白ワインミックスの4種類。
頑健なルバーブはマイマイ蛾の被害にも負けないでしっかり育ってくれている。
昨年から始めた、ルバーブジャムにサルタナレーズンを加えたルバーブ+レーズンジャムもお勧め。

多分このエビガライチゴジャムを作っているジャム屋はうちの他にはきっと一軒のみ。
7月末に鮮やかな赤い色に熟す、山の自生種の木苺。
収穫時期が限られておりタイミングを外すと使えない。
種の食感と味がごまのようなナッツのような感じで、この食感に好き嫌いが分かれるところだけど
「プチプチの種が入った木苺のジャムありますか?以前食べて美味しかったから」とリクエスト頂いたことも有り。
砂糖量は控え目、果実自身の自然な甘味が体に優しいエビガライチゴジャム。

レッドカラントはとにかくひと粒ひと粒が小さい。
そして手で摘むしかないとてつもなく手間のかかる代物だけど、とにかく果実が美しい。
山の果実の粋(すい)を感じる野性味のある甘酸っぱさ。

うちのカシスはスモーキーフレーバーが特徴。チーズに合わせてワインのおつまみにも?

そして、鬼無里畑の地主さんが栽培されている山ほおずきのジャム。
鬼無里の山頂近くの集落で古来から自生していた食用ほおずき。段々認知度が上がってきた。
蜂蜜のような濃厚な滋味。この中にはたっぷりと濃縮された果実が詰まってる。
瓶サイズからは信じられない果実の量を使った贅沢ジャム。

 菓音イベントならではの希少ジャム試食、お楽しみ頂けたでしょうか?

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