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Windows Embedded Compact 7 PCTP - 3 -

2010-10-18 10:00:00 | Windows Embedded関連
前回の記事では、Virtual PC用のOSイメージを生成するための、

プロジェクトを作成しました。

今回は、プロジェクトを使用してOSイメージをビルドします。

また、OSイメージを実行するためのVirtual PCの設定作業を行います。



まず、ツールバーのソリューション構成から、

OSイメージをどのようにビルドするかを選択します。



前バージョンであるCE 6.0までは、

Debug/Releaseの2種類のビルドがありましたが、

Compact 7からChecked ビルドが追加されました。

一部のコンポーネントのみDebugビルドするもので、

より製品に近い状態でのデバッグや試験、不具合再現等に

使えそうですね。


今回はReleaseビルドを行います。

CE 6.0同様、ビルドメニューから「ソリューションのビルド」を選択して、

ビルドを行ってください。



次に、Virtual PCの設定を行います。

Windows Embedded Compact 7をインストールすると、

指定したフォルダに「WINCE700」というフォルダが生成されます。

この中のplatform - VirtualPC - VMというフォルダ内に、

cevm.vmcというファイルと、hd0_sample.vhdというファイルが入っています。

cevm.vmcはVirtual PC用のサンプルVMCファイル(Virtual PC用設定ファイル)です。

hd0_sample.vhdは、cevm.vmc内で指定されている仮想ハードディスクです。

cevm.vmcの設定でVirtual PCを起動すると、

Compact 7のOSイメージをEther経由でダウンロードして起動させることができます。


cevm.vmcとhd0_sample.vhdを適当なフォルダにコピーしてください。

そしてVirtual PCを起動し、バーチャルマシンウィザードを起動させ、

「既存のバーチャルマシンを追加する」を選択して、

先ほどコピーしたvmcファイルを選択してください。





Virtual PCの設定は以上です。

次回は、ビルドしたOSイメージをVirtual PC上で実行させてみます。

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