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XAML for WECの変換ツール

2014-08-26 01:36:45 | Windows Embedded CE/Compact
Windows Embeddec Compact 7で、Silverlight for Windows Embeddedという仕掛けがありました。

GUIをXAMLで記述し、コードビハインドをC++で記述するアプリが作成できます。

WEC2013ではXAML for Windows Embeddedという名前に変わっています。


で、来週のセミナーのデモのために、

XAML for Windows Embeddedでアプリを作成していたところ、

そのままだとビルドが通らなかったので、

備忘録。


Visual Studio 2013には、SilverlightといったXAMLを使用するアプリを作成するために、

Blend for Visual Studio 2013というツールを提供しています。

このツールを使用して作成したSilverlight用のプロジェクトを

WEC2013向けにコンバートすることができます。



で、コンバートしたプロジェクトは、

WEC2013 OSのSubProjectとして取り込むことができますが、

なぜかビルドが通りませんでした。



その理由は、Silverlight用の設定が一部残ってしまっているためなようです。

コンバートしたプロジェクト内に、(プロジェクト名).xrpackというファイルがありますが、

この中にBlend for Visual Studio2013で作成した時のプロジェクト設定

が残ってしまっています。


 ⇒/Project=XXXX.csproj

この行を削除して、再度ビルドしてみてください。















Windows Embedded 8.1 Handheld搭載製品

2014-08-20 17:06:25 | Windows Embedded関連
先月Microsoft社とパナソニック社が開催したセミナーの記事が

ITProに掲載されていますね。

パナソニックとMSが「Windows Phone」開発者セミナー、CEからの移行狙う


パナソニック社のTOUGHPAD FZ-E1には

Windows Embedded 8.1 Handheld(以降、WE8Hと表記)が搭載されているそうです(Android搭載版もあるそうな)。


その昔、Windows Mobileと言われていたOSが名称変更して

Windows Emedded Handheld というOSができたんですが、

現在のWE8HはWindows Phoneベースです。



Windows Phone 8以降はベースがWindows RTということで、

Windows Embedded CE / Compact系のOSではなくなっています。



WE8Hを搭載した端末は、日本ではパナソニックしか出していないんじゃないですかね。


セミナーには参加できなかったんですが、

別の機会にTOUGHPADを触る機会があって、操作してみたんですが、

使い勝手はWindows Phoneと同様でいい感じでした。




WEC7とWEC2013の違いについて

2014-08-07 07:57:25 | Windows Embedded CE/Compact
以前の記事『WEC2013のデバッグツール』でも書きましたが、

WEC7からWEC2013になって、いくつかの機能が削除されていたりします。


WEC7とWEC2013のカタログアイテムの差異については、

MSDN内のCatalog Changes from Compact 7 to Compact 2013

まとめられています。


XPライクなStandard Shellがなくなったなんていうのは有名でしたが、

その他にもActiveSyncやSMBサーバ機能といったリモートでファイルを操作する機能、

スマートカード関連機能なんかも削除されていますね。



OS選定時には、要注意です。

場合によっては一つ前のバージョンであるWEC7を選択することも検討が必要ですね。


Windows Embedded Community Day 第4回が開催されます!

2014-08-03 07:30:26 | Windows Embedded関連
来たる9/1(月)に、Windows Embedded Community Dayの第4回目が開催されます!!

⇒どうでもいい話ですが、最近の子供たちの夏休み明けは、

 9/1じゃないんですね(汗)。


今回は

「IoT 時代の Windows とデバイス開発」

とタイトルにあるように、

今はやりのIoTとWindows Embeddedについて、

テクニカルな内容をお送りします。


私、今回も登壇します!

前回に引き続き、WECとクラウド連携について語ります。

ぜひご参加ください!



タイムテーブル及び詳細はこちらを参照ください。

Windows Embedded Community Day
第 4 回 - IoT 時代の Windows とデバイス開発




申し込みはこちらからドウゾ。

申し込みサイト


Minimal Shellのカスタマイズ

2014-08-02 01:24:40 | Windows Embedded CE/Compact
Minimal Shellにメニューを追加する方法の備忘録。

例として、前回移植したCERDispを起動するトリガーを作ってみました。


手順は簡単。

レジストリに以下のようなキーを追加します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Shell\Minshell\Remote Display]
"App"="cerdisp.exe"
"Param"="-c"

で、OSイメージを作成して実行してみると、

以下の通り。

コマンドプロンプトの下に、追加したキーが表示されます。





クリックすると、「cerdisp.exe」が実行時パラメータ「-c」を伴って呼び出されます。

WEC7のデバッグツールをWEC2013に移植してみる

2014-08-01 00:03:32 | Windows Embedded CE/Compact
WECについて説明会をする機会があったので、

前回話題にしたCERDispをデモ用にWEC2013に移植してみました。


ライセンスをちゃんと調べてないので、

ソースコードは載せれませんが、

手順と変更ポイントだけ記載しておきます。


①WEC7のCERDispフォルダと、同じ階層にあるIncフォルダをコピーする。

 ⇒Incフォルダ内のcerdisp.hを使用しているため。


②適当なOSイメージ用プロジェクトを作成し、

 そのSubprojectとしてCERDispを登録する

 ⇒SubprojectとしてSourcesファイルを選択する。


③Sourcesファイルをいろいろと変更

 ・RELEASETYPEをLocalに変更
  ⇒RELEASETYPEについてはこちらを参照

 ・_ISVINCPATHとして$(_WINCEROOT)¥public¥common¥sdk¥incと
  $(_WINCEROOT)¥public¥common¥oak¥incを追加
  ⇒Yenマークは全角なので、コピペするなら気を付けて。
 
 ・TARGETLIBSにcoredll.libとws2.libを追加。
  ⇒それぞれのlibに、パスもつけてください。


④CERDisp.cppをいろいろと変更

 ・pkfuncs.hをインクルード

 ・タスクトレイ関連の処理を削除
  ⇒WEC2013ではExplorerシェルがなくなっているので。


意外とあっさり移植できちゃったりしました。

⇒まぁ、単純なアプリだし。


これがWEC2013に搭載されていない理由は、

セキュリティ的な問題かなぁ・・・。