★【 My Biz Blog 】★

興味のあるビジネス情報を伝えていきます♪
(IoT,Azure,Windows 10, etc...)

IoT導入の実例

2016-05-07 09:16:47 | ビジネス一般
CIOのクラウドコンテンツに、Azure IoT Suiteに関する記事が掲載されています。
Azure IoT Suiteの導入企業、ビジネス変革の実例は(上)
Azure IoT Suiteの導入企業、ビジネス変革の実例は(中)
Azure IoT Suiteの導入企業、ビジネス変革の実例は(下)

この記事、Azure IoT Suiteの話は置いといて、IoT導入について結構的確に書いてあるいい記事だと思う。
日本でのIoT導入はちょっと違ったりする部分もあるけど。


IoT導入も成熟度モデルなど、段階的に考えることが多い。
製造業であれば、遠隔監視→遠隔制御→(保守メンテナンス等の)効率化→(PLMに組み込んだ)最適化といったフェーズが考えられる。
他にもフェーズとしては複数言われていたりするけど、まずは機器(や生産ライン等)の見える化から取り組む。
遠隔監視・制御は昔から取り組まれているけど、最近技術的・コスト的に容易になってきたのが、加速している理由なんでしょう。


3回連載なのでちょっと長いけど、ぜひ読んでみてほしい。


MicrosoftがIoT企業(Solair)を買収

2016-05-06 15:58:40 | ビジネス一般
Microsoft社が、イタリアのIoTソフトウェアベンダー「Solair」社を買収したとのこと。
彼らのIoT技術をAzure IoT Suiteに組み込むらしい。

マイクロソフト、IoTソフトウェアベンダーSolairを買収
Microsoft acquires Solair to help customers harness the power of the Internet of Things
Microsoft acquires Solair for a new chapter in IoT


Solair社のWebサイトでソリューションを見てみると、
IoTゲートウェイからIoTアプリケーションまでということで、結構弊社のソリューションと似ている気がする。

ゲートウェイはEclipseのKuraベースだそうな。
クラウド側のアーキテクチャはAzure上に構築したSQL Server等のプラットフォームをマルチテナント方式にしていて、
複数ユーザでIoTプラットフォームを共有することで価格を下げることを狙っているのかな。

どういった機能をどのようにAzure IoT Suiteに取り入れるんだろうか。

IoT Hubの価格

2016-05-05 00:46:46 | Azure
Azure IoT Hub の価格を見ながら、IoT Hubでのシステム構築について考えてみる。

IoT Hubのエディションは3つあり、Free→S1→S2の順で処理できるメッセージの量や価格が大きくなる。

FreeエディションはIoT Hubのお試し用で価格は無料だが、1日に処理できるメッセージの数は8000個、メッセージのサイズは0.5KBとなる。
仮に1台しか接続しないとすると、1日に8000メッセージ=1分に約5メッセージしか送れない。
10秒に1回も送信できない・・・。
逆に考えると、1分に1回程度データ送信すれば事足りるのであれば、5台接続しても問題ないわけだ。

S1エディションだと、月5100円程度かかるが、Freeエディションの50倍メッセージが送れる。
メッセージのサイズも4KBまでいける。
こちらも仮に1台しか接続しないとすると、1日に400,000メッセージ=1分に約277メッセージ送れる。
10秒だと約46メッセージ送れることになるので、10秒に1回程度データ送信する想定だと、45台は接続しても問題ないと考えられる。
でも、45台という数字は(スモールスタートする分には足りるかもしれないが)現実的には少ない台数かもしれない。
送信を1分周期程度で考えれば270台・・・どうだろうか。


S2エディションだと、月約51000円程度、1日に処理できるメッセージ数は6,000,000個。
S1エディションの10倍の値段でメッセージは15倍。
S1の計算式をそのまま使うと、1分周期程度であれば約4150台まではいける。


FreeエディションからS1またはS2エディションへの変更はできないし、その逆もできない。
となると、最初はS1エディションでPoCをこなし、本番環境で台数などの制限がでてきたら、
S2エディションに変えるような運用になるのかな・・・。

Azure IoT Suiteが多国語対応

2016-05-01 16:24:50 | Azure
最近Azure IoT関連のアップデートもいろいろあって、なかなか追いつけてない(-_-;)
で、今回のアップデートはIoT Suiteに関する話。
Azure IoT Suite goes international

遠隔監視(Remote Monitoring)も故障予兆(Predictive Maintenance)もどちらも多国語対応したようですね。
対応可能な言語は14言語とのこと。
IoT Suiteのポータルに行ってみると、いきなり日本語で表示されました!
右上にあるアイコンをクリックすると、言語変更できるようです。



恐らくIoT HubのGAに伴って、日本リージョンへのプロビジョニングにも対応されていました。

ソースコードはGitHubに公開されています。
Remote Monitoring
Predictive Maintenance

例えばRemote Monitoringだと、Web画面の文字列リソースは
 azure-iot-remote-monitoring/DeviceAdministration/Web/App_GlobalResources/
に格納されているはず。
見てみると、ちゃんと日本語のリソースファイルもありますね。
カスタムする際は気をつけねば。



Azure IoT Gateway SDKがPublic Betaに

2016-05-01 15:40:58 | Azure
Azure IoT GatewayのSDKがパブリックベータ扱いになったそうです。
Azure IoT Gateway SDK enters public beta

って、そもそもAzure IoT Gatewayって何?って感じの方が多いのではないかと。
自分もそうだったりするんですが(^-^;

以下のページにIoT Gatewayに関しての解説があります。
IoT Gateway SDK (beta) - Get started using Linux
IoT Gateway SDK (beta) – send device-to-cloud messages with a simulated device using Linux


解説を斜め読みした感じだと、IoTデバイスのうち、IoTゲートウェイデバイス向けに開発されているSDKで、
プロトコル変換などのデータ処理のためのフレームワークのように見受けられます。
→で、最終的にはIoT Hubが対応しているプロトコルに変換し、送信するわけですね。


ソースはGitHubからダウンロードできます。


ちょうどこれからいろいろなプロトコル変換を作りこんでみようと思っていたところなので、
試しに使ってみようかな・・・。