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WES7でアプリを動かすための依存関係調査 - 1 -

2011-12-06 08:00:00 | Windows Embedded関連
今回はKINECTに必要なパッケージを調査する方法について

・・・の前段階(笑)。



Windows Embedded Standard 7(WES7)は、

Windows 7をカスタマイズ可能にしたOSです。

カスタマイズ可能と言うのは、機能の取捨選択ができるという意味です。

たとえば、Internet ExplorerやWindows Media Playerを

OSに含める/含めないといった感じです。



機能はパッケージという単位で管理されています。

OS開発者は、システムの要件に応じて、

パッケージを選ぶ作業を行います。

それにより、OSのフットプリントを低減したり、

不要な機能を実行させないといったことが可能になります。


逆に、製品アプリケーション等と依存関係があるパッケージを

ちゃんと選んで含めることが必要です。


一つ前のバージョンであるWindows Embedded Standard 2009では、

アプリケーションが必要とするDLLを

Visual Studioに付属するDependency Walkerというツールを使って調査し、

DLLを含むコンポーネントをTarget Designerで検索・選択していました。


WES7での依存関係の調査ですが、

マイクロソフト社からホワイトペーパーがリリースされています。

アプリケーションの依存関係分析を使用した
Windows Embedded Standard 7 でのアプリケーションの有効化



このドキュメントの概要はこんな感じです。

・アプリケーションの依存関係として、

 起動時にロードされるライブラリの(暗黙的な)依存関係と、

 動的に呼び出されるライブラリの依存関係がある。

・暗黙的なものはDependency Walker Pathでキャプチャできる。

・SysinternalsアプリケーションのProcmonを使うと、

 両方の依存関係をキャプチャできる。

・アプリがインストーラを使用してインストールされる場合、

 インストーラ自体の依存関係も確認が必要

・Procmonでキャプチャした情報を少し変更して、

 Package Mapperツールに食わせると、必要パッケージを取得できる。


ということで、今回は長くなってしまったので(汗)、

実際にProcmonとPackage Mapperの使い方は次回の記事で紹介します。














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