令和4年度、第1回読書会をおあしす ミーティングルーム4にて開催しました。
今回取り上げた本は、井上靖「後白河院」です。
激動の平安末期に30年余に渡って、最高権力の座に座り続けた
後白河院について、近くで仕えた人間達がモノローグ形式で、院の事を語る作品になっています。
【印象に残った参加者の感想】
・作者の意図は後白河院と昭和天皇を重ね合わせる事にあったのではないかと感じた。
後白河院を個人として理解するのではなく、権力者として考えると、分かりやすいと思った。
・院政について、自分なりに勉強してみたいと強く思うようになった。
・親からの愛情を受けられなかった、薄幸の崇徳院に思いをはせた。
・歴史(まんが)を首っ引きで読みました。日本の歴史の中で、天皇、貴族、武士、
仏教関係が入り乱れて、一つの時代を創っていた時を考えていました。
・歴史は深く知れば楽しいと思いました。読書会の内容も知らず参加しました。ありがとうございます。
令和4年度 第2回は5月27日(金)三島由紀夫「金閣寺」です。
資料は市立図書館で準備しており、カウンターで借りる事が出来ます。
おあしすミーティングルーム4でお待ちしています。