テレビは春の変化を伝えていました。この春は、番組がおおきくお引っ越し。
しかし。こちらにいても、帰省しても、いまいましきは、テレビの隅っこにちょこなんと浮かんだ「アナログ」の白抜き文字。
定額給付金は、国からテレビを買い替えろというお達しでいただいたお金だったのでしょうか。しかし、私も母もいまのところ買い替える気がおきないでいます。
そもそも地上波デジタルになるとなにがよくなるかがまったく報道されないまま、いきなり、二〇一一年から地デジに変わりますと言われても困るわけで。罪のない草彅くんの生まじめな顔で訴えられても困るわけで。キムタクや中居くん(しゃべりかたに品がないから嫌)よりはマシだけど。
そういうわけで、二年後にはテレビライフが危機になってしまう我が家です。しかも光り回線通ってないからネット不便なんだよ。
しかし、世間様は着々とテレビ離れ、ネット信仰がすすんでいるようで。
日本テレビで動画の投稿番組があったり、大物タレントがなにか事件があると引きこもってブログで心境告白したり(ワイドショーのスクープももはや形なしか?)するのを眺めるにつけ、もはやネットはテレビを超えるメディアに成長したのだと思うばかり。
テレビ嫌いがすすむ理由のひとつが、バラエティ番組に華がないこと。人件費を浮かすためなのでしょうかね、ひな壇のようなスタジオを占めるのはギャラの安そうな若手芸人ばかり。しかもそこたしのコンビニにそのまま行きそうな(笑)カジュアルな服装だったり。女性陣も口先八丁でおもしろいというよりは下品なことをいう方が多く。テレビに映りよくするために肌を磨き、髪を結わえ、化粧をする。そうしてこそ美しくみられるといったような努力がそこにはないような。かつて美人女優とうたわれたひとが三十路をすぎて、家庭の不和をちらつかせながら話題を提供して売り込んでいる。
そのいっぽうで、ドラマには漫画のような美男美女がひしめきあっています。それもどれもおなじような顔ぶれにみえて仕方がありません。とくにメンズ。そして、ほんとうに漫画を原作とした軽い感じのドラマが多い。
ついでにいうと、不倫を奨励するようなドラマもやめて。
そしてやはり危惧するのはテレビアニメでしょうか。あの日本テレビの看板アニメといえる名探偵コナンまでが、とうとうゴールデンタイムから外されます。ミステリーツアー組んでるJRとか、教材出してる学習研究社とかは応援しないんでしょうか。
アニメはいまや深夜でUHF局ばかり。
私が子どものころはフジテレビの夕方五時台になつかしのアニメが再放送されて、それを楽しみに家路を急いだものです。いま、主要局で平日五時にアニメを放映していないんですね。あくまで私が把握する関西圏だけの話ですけど。朝の再放送もあるかもしれないですが。
番組内容じたいに興味が湧かないことが多いですけれど、田舎では数少ない娯楽ですのでまだまだ棄てるにはしのびない状態です。
画質がよくなって、ニュースや天気予報もデータ通信でみれて、視聴者参加型の番組がつくられるっていうけれど。それじゃ、ネットの後追いじゃないかしらと。パソコンでできるものをテレビでする必要があるのでしょうか。
2011年地デジ完全移行 あなたは賛成or反対?