陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「ワールド・トレード・センター」

2009-09-13 | 映画──SF・アクション・戦争
あの2001年の9・11事件から8年ということで、記念放映されていたのが、2006年の映画「ワールド・トレード・センター」
アメリカ貿易センタービルのテロ事件に出動した警官たちの悲劇、その救出劇を実話にもとづいて描いたものです。

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2001年9月11日、ニューヨーク。
世界貿易センタービルが旅客機衝突によって破壊され、現場の警官たちは急きょ災害救助活動に集められた。
リーダーのジョン・マクローリンは四人の部下を連れて、タワー階上に閉じ込められた人々の救助へ向かう。だが、ビルの崩壊に巻き込まれ、全員が下敷きに。

この五人のうち生き残るのはマクリーンと、部下のヒメノだけなんですが、痛みに耐えて気が触れそうになりながらも、互いを支えあう。犠牲者のひとりは絶望して、拳銃自殺してしまいます。
いっぽう、夫の安否を気づかう妻たちは、その帰りを信じて気丈にふるまっている。今しも危険な現場に助けにいこうと勢い込む息子たちをなだめすかす、この母親の気持ちいかなるものか。
ヒメノの新妻は、出産間近での突然の不幸に気が動転。自分も夫を待つ身であるマクリーンの妻が、安心させようとこころを砕くのがいいですね。

奇跡の生還を信じて捜索活動をおこなった救助隊のおかげで、ふたりは無事に発見。
「アポロ13」のような、こころ温まる救助劇でした。

「ユナイテッド93」もそうですが、アメリカは映画大国だけあって、こうした実在の事件をうまく感動のドラマにしつらえてしまうのがうまいですね。
監督は「JFK」で、大統領暗殺の事件の真相を綿密な資料をもとに洗い出した、オリヴァー・ストーン。

主演のニコラス・ケイジは年を重ねたせいか、貫禄が出ています。
この人は「シティ・オブ・エンジェル」がいい例ですが、寡黙であまり笑わない役のほうが似合っていると思いますけどね。

ワールド・トレード・センター(2006) - goo 映画

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