陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

氷上のメリークリスマス! フィギュアスケート全日本選手権2013

2013-12-25 | フィギュアスケート・スポーツ
クリスマスシーズンの大勝負と言えば、フィギュアスケート全日本選手権。今年は四年に一度の大舞台、ソチ五輪への代表枠を掛けた大一番。否が応でも注目が集まりましたね。もう結果は出揃ってしまいましたが。

男子シングルで代表一番乗りをあげたのが、十九才になったばかりの新星・羽生結弦選手。昨年に続いての全日本二連覇。まだまだ伸びざかりあるというのに、SPで100点超えしちゃうなんて、ゆづる恐ろしい子!
 
二番手は、今季最大のダークホースというべき町田樹選手。大先輩の高橋大輔選手も飛び越えての準優勝で、羽生選手ともども初代表に。一見地味な選手ですが、じわじわと実力を着けた底力、ソチでの発揮が期待されます。

さて、最後の三枠目がどうやら揉めたたようで。いや揉めたといっても、スケート連盟は満場一致で、この人に決めてたわけですが。三大会連続出場となったバンクーバー五輪の銅メダリストにして、エース高橋大輔選手。全日本では怪我が災いして五位に終わりましたが、今季の成績を鑑みた上での選考とか。過去には怪我を克服して復帰して、メダル獲得の実績あるだけに期待も大きい。それに、男子残り二名がほぼ新人さんなので、先輩格というのもあるのか。しかし、大輔ワールドをあの氷上の大舞台で見たい、と願うファンの声も大きいでしょうしねえ。

全日本で銅メダル、表彰台入りしたにも関わらず代表を逃したのは、かねてから実力を評価されてきた小塚崇彦選手。今季はGPシリーズで一勝もできなかったので致し方なかったとはいえ、世界選手権にも出場できないのはどうにも解せませんよねえ。織田信成選手ともども、四大陸選手権への派遣が予定されています。

女子はまあ順当な結果と言えるでしょうが、最後に番狂わせが。
代表枠一番乗りは、鈴木明子選手。全日本ではフリーで高得点をかちとって大逆転優勝、そして初優勝。28才大ベテランの貫禄、苦節乗り越えての日本女王。おめでとうございます。

浅田真央選手は腰の調子がよろしくないのか、三位に後退。それでもGPファイナル制覇もあってか、代表枠は勝ち取っています。彼女が出なけりゃ、ソチははじまらない。五輪の悔しさは五輪で返す。

第三枠めは準優勝した村上佳菜子選手。
真央選手の妹分。彼女もシニアデビュー当時は羽生選手ともども大騒ぎでしたよねぇ。はじめての五輪でどこまで見せてくれるのか期待です。


アイスダンスは、キャシー・リード/クリス・リードのリード姉弟組。
ペアは出場枠はありませんが、高橋成美/木原龍一組が団体戦での出場が決定しています。

今大会で話題になったのが、出産を経て復帰した安藤美姫選手。
GPシリーズに不参加のため、全日本での優勝が出場資格の絶対条件。しかし最終的に七位に。今季限りで有終を飾った彼女、今後はコーチを目指すとのことですが。ちょっと寂しいですね。2011年の世界戦主権返り咲き制覇のときの完璧なプログラム、いまでも思い出します。

この記事を書いている途中で知りましたが、織田選手。
四大陸を辞退して、現役引退を表明。二児のパパスケーター、今後は若い世代に道を譲るとのことです。安藤選手ともども寂しい全日本ですね。

出場選手の皆さん、お疲れ様でした。
来年も活躍がある方も、故障なく、すばらしい演技をされますようにお祈りしています。

【関連記事】
フィギュアスケート:ソチ冬季五輪・日本代表発表 選考の経過 3人目・高橋、満場一致

【関連サイト】
全日本フィギュアスケート選手権2013(フジテレビ)

【過去のフィギュアスケート記事一覧】


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★==★==★= 創 作 小 説 ... | TOP | 映画「ガントレット」 »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | フィギュアスケート・スポーツ