陽出る処の書紀

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銀盤の氷傑、六名の頂上決戦! フィギュアスケートGPファイナル2012(一)

2012-12-08 | フィギュアスケート・スポーツ
GPファイナルまでに各シリーズ戦の選手の演技のおさらいをしようともくろんでいたのですが、ここ二週間ほど思ったように時間がとれずに、ついにこの日を迎えてしまいましたね。男女共にベストシックスの氷傑がつどうGPファイナルが幕を開けています。舞台は2014年の冬季五輪が催されるソチ。まさに五輪への出場権を賭けた前哨戦ともいえる貴重な戦いなのです。

まずは女子シングルより。
期待に添えて首位に立ったのは、今季のシリーズで連戦連勝をかさねている浅田真央選手。二位のアシュリー・ワグナー選手(米国)とは点数が接してはいますが、66.96点という好成績。今季のSPのプログラムは、オレンジとシルバーのウエアという明るいいでたちで、軽快に踊ります。鈴木明子選手は65.00点で三位に。昨年のGPファイナルでは銀メダルの鈴木選手。今年こそは優勝をと、野心に燃えないはずがありませんよね。真央選手は四季ぶり三度目の優勝をめざし、王手をかけています。優勝すれば、まさにオリンピック前年の全盛期への復活、いやそれ以上の進化を証明できることでしょうね。

男子シングルでは、高橋大輔選手が今季パーソナルベスト更新の92.29点でトップに。優勝候補筆頭格パトリック・チャン選手は89.27点で二位に従えています。シリーズ各国戦では二戦とも優勝を逃しただけに、ファイナルで有終の美を飾りたいところでしょう。そして、やはり、日本人男子悲願のファイナル初優勝は、五輪初メダリストでもあり、やはり日本のエースの名にふさわしい高橋選手に勝ち取っていただきたいもの(他選手親衛隊の方には申し訳ないですが)。今季は世界記録更新で注目度抜群の新星・羽生結弦選手は87.17点で三位に。誕生日を迎えて十八歳の若武者、勢いに乗っています。若手ながらもすでに熟成した演技者こと小塚崇彦選手も86.39点で四位。羽生選手も、小塚選手も、ここで終わるわけがない。表彰台どころか優勝もじゅうぶん狙える位置にあるといえるでしょうね。今季シリーズ初白星をかざった町田樹選手は70.58点で最下位となっていますが、世界の六傑が集う枠に入っているのですから、それでも存分にすごいこと。今回のファイナルは日本人男子史上最多の四人を送り込んでの挑戦。誰が優勝しても、メダルを獲得してもおかしくはない舞台なのです。

アイスダンスでは日本人からの参戦はないのですが、ペアではロシアの川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ組は六位からのスタート。ホームでの試合ですので、フリーでは挽回叶うでしょうか。

女子のフリーは日本時間では夜にも結果が判明しそう。男子は真夜中の開催となっています。この土日は予定が入っていませんので、ひさびさにゆっくりと観戦できそうですね。うまくいけば、日本人アベック優勝も夢ではない。男女ともに絶好調の氷上の決戦に興奮醒めやらず、今夜は勝利を期して祝いの鍋にしたいと思います(笑)




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