陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST 第六十二話「凄絶なる反撃」

2010-06-20 | 感想・二次創作──鋼の錬金術師
最終回までカウントダウン。
鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST のレヴューの時間がやってきました。
第六十二話「凄絶なる反撃」

賢者の石集めに人間狩りをはじめたイケメンお父さま。それを追う、アルフォンス、メイ、ホーエンハイム、イズミ師匠。エドワードも到着。
お父さま、賢者の石からもとの人間を逆錬成しちゃいます。エドたちが油断したところをすかさず、巨大な衝撃波で襲います。
メイを庇ったアルフォンスはぼろぼろ。エドとイズミの楯になってくれたホーエンハイムもしかり。

絶体絶命のピンチかと思いきや!お父さまの頭に銃弾が命中!!
なんと、びっくり、ブリッグズ兵の狙撃隊でした。しかも、地下からあがってきたマスタング大佐、アームストロング少佐、キメラのおっちゃん達が加勢。ランファンちゃんまで爆弾投げてます。ホークスアイ中尉の助けを得たマスタング大佐の火力は、手加減なし。
そのうえ、調子こいたグリード=リンまでが殴り込み、お父さまのなかに蓄えられた神の力を奪い取ろうとするのですが、逆に賢者の石パワーを盗られてしまいそうに。

グリードの腕が顔にくいこまんだままのお父さまに、エドほかが殴り掛かる構図。
絵としてみると、ちょっとおかしくて笑えます。

みんなの力の集結したおかげで、次第しだいにパワーが枯渇していくお父さま。残念ながらイケメン度が…。
で、手軽に補給しようと目をつけたのが、エドワード。格闘で機械鎧が破壊され、身動きがとれないエドワード。

意を決したアルフォンス、メイの援護を借りて、最後の錬成。
アルフォンスの魂とひきかえに、エドワードに生身の右腕が!! 悲しむ暇もなく、お父さまをぶっ飛ばしてしまいます。

「俺たちの格の違いをみせてやる」

原作でいいますと、第一話かな、リオールの神父を倒したときの決め台詞。
「俺たち」のあるのが、ポイントですね。エドに戻った腕は、細さからしてアルフォンスのもの。そして、彼の一撃を後押してくれた仲間は、かつて拳を交わしあった相手。兄弟ふたりでというよりも、みんなの力という意味でしょう。錬金術によって大切なものを失った兄弟ですが、いままさに、錬金術で戦ったことによってかけがえのないものを手にした。
その奇跡を目の当たりのしているグリード、この後どう動くのか。




師匠の旦那とオリヴィエ姐さんは地下にとどまったんですが、戦力になったような気がしますが。
今回は、まさにこれぞ少年漫画の王道!という展開でしたね。ベタですが、こういうのはいい。

【鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST レヴュー一覧】

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