陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「マイノリティ・リポート」

2017-06-04 | 映画──SF・アクション・戦争
2002年の映画「マイノリティ・リポート」は、なかなかおもしろいSFサスペンス。
監督はあの、スティーブン・スピルバーグ。

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2054年のワシントンD.Cは、殺人予知システムのおかげで殺人事件が発生しない平和な社会。
犯罪の予知は、聖域と呼ばれる水槽に眠る三人の予知能力者プリコグによって、おこなわれていた。
が、犯罪予防局の取締主任ジョン・アンダートンに殺人未遂の容疑がかかる。元部下たちの追跡をかわしながら、開発者にかけあい、プリコグ三人の予知イメージが稀に一致しない事実を知る。その少数報告(マイノリティ・リポート)が破棄されてしまうのだ。

ジョンはみずからの無罪を主張すべく、プリコグのひとりアガサを連れ出し、彼女の脳内の情報を洗い出そうとする。
そして、みずからが殺す予定の男に会おうとするが…。


犯罪予知システムが悪用されて、主人公に濡れ衣がかかるというのは容易に予想できます。しかし、複雑に絡み合ったストーリーと、刺激的につくりこまれた監視システムのデザインに目を奪われるばかり。
果たして、ジョンの殺人容疑は少数報告で消されたものだったのか? そこには、彼の悲しい過去が絡んでいました。

最初に犯人かと思われていた人物は、その実、踊らされていた役回り。
意外な黒幕が現れます。そのラストも予期しえない終わり方。


主演はトム・クルーズ。「宇宙戦争」とおなじで、離婚した父親役。
サイケデリックな女性アガサ役に、サマンサ・モートン。

マイノリティ・リポート(2002) - goo 映画

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