静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

安倍奧へ山菜採りに行きました。 2,Ⅴ,2017

2018年09月27日 | 高山性クワガタ
2017年5月2日 晴れ 同行者ヒゲちゃん氏



最近のジンクスではないが狙ってないときに限っていいものが採れる為、山菜取りメインで採集に行った。




採集圧が少ない所に大型が多いのではないかという事で、ヒゲちゃん氏と安倍奧の登山採集に決定。
2プランあり、登山時間の少なくて済むプランにすることにしたのだが、どちらも急崖な斜面の稜線をアップダウンしながら進んで行く為、採集圧は皆無。



スタート地点の標高。



斜面の一部が崩落している。「あそこにあったブナは次のヒメオオ材だね!」などとそんな話ばかりしながら登っていく。



まだスカスカの山肌を見ながら、熊が見えたらどうするかと言いながら黒い影を探す(何をやっているのだ)



南アルプスはまだ雪が残っていた。



ピークをいくつか超えたが大体標高はこの位。



来た道を振り返るとまるでジェットコースターだ。



所々道が崩れている。



木で何とかなっているような道を先行するヒゲちゃん氏。



時期的に完全に遅いと思っていたが、ホソツヤをまだ採集していなかった私はついつい乾燥気味の白枯れを拾ってしまう。



近くにあったやわらかめの白枯れ倒木から、ひげちゃん氏が脱出直前のトウカイコルリを割り出した。
もうほとんど脱出していると考え(後にホソツヤは羽脱が遅いと判明)ヒメオオ採集に切り替えた。



静岡県のヒメオオはある程度確保できているので大型材のみにフォーカスして探す。しかし、いざ探してみるとヒメオオ材は少なく古い抜け殻材か、2令の入った材しか見つからない。2令は飼育データを取りたかったので嬉しかったが、目的のヒメオオに出会えない時間が続いた。

多数の食痕と脱出痕がある少し古い2年目材を削ってみるとポコッと穴が開いた。




いた!!


この材は裏だ!2周目材は裏側に個体が集中していることが多いので、すぐにひげちゃん氏を呼び2人で削っていく。



材の下を掘って削ろうと挑戦したが、何とか二人で材をひっくり返すことが出来た。裏側の成虫を狙い斧を入れると・・・




「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ~~~~!死んでる~~~!」

ひげちゃん氏が大型の♀の成虫を発見。しかし既に☆に
標本にはできそうなので良しとした。

そして♀のいたすぐ横の割れ目をはがすと・・・



今度は♂が出た!しかも先ほどよりも大きい個体だ。



これは50mmあるだろう!さらに期待が高まる










「ボコッ」と大きな穴が開いた。足が見えている。これは間違いなく大型だ!



姿を現したのは今日一大型のオスのヒメオオ!

やった!幼採以外では初の静岡市産50㎜!



蛹室の様子。脱出中だったようだ。




♀の成虫がペアになったところで切り上げ。



帰り道こんなところを通ってきたのかと少し憂鬱になる・・・



かなり余裕を持った撤収になったため、諦めきれずにルリ属を軽く調査。



トウカイコルリが出たところで本日は終了



獲物を分けて解散。しかしやはりというか・・・気圧の関係で46,48,49mmと縮んでしまったようだ。
静岡市産50mmはいつになる事やら。



この日採集した2令幼虫は一匹以外は50UPとなった。




いずれもカワラ菌糸にて18~12度の範囲、2年1化である。最大は52mmで、隣のコクワは静岡市産52.5mm。














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