静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

今年もマグソクワガタ

2019年04月28日 | 高山性クワガタ
2019年4月 晴れ



ブログをサボっているので今年もと言っても去年は?となるのだが、記録として書いておく。

毎年GW頃がピークと聞いていたが、初挑戦の去年は4月24日でもう終わりかけと言われ、今年こそはと3月の終わりから行く予定だったが意外と時間が無く4月になってしまった。

4/5
仕事が早く終わった為日没時間を確認し、現地に17時頃到着。
18時の日没まで探すも確認できず・・・。まず寒い。

4/6
結局仕事の関係で月末まで発生の確認に行けそうにないので、女房に買い物ついでに発生源を見てきてもらった。
午前中のみ昼食の買出しついでに1時間程の散策。
これならいたと写真を撮ってきてもらった。



おしい!!!笑

この日ツイッターを見ると、プロのクワガタ屋のフォロワーさんが発生の確認をしたようて写真を上げていた。
去年ほどでは無いが、例年よりも早いとのことだった。

4/9
女房が今度は午後から探してみるというので、採れたらメールしてと言っておいたのだが、仕事が終わってもメールが無い・・・。
ダメだったのかと思い帰宅すると、わかんないけど多分これと採集した個体を見せてくれた。



おっ!正解!!

今年の初採集は女房に先を越されてしまったようだ笑

その時の写真


少々見辛いが中央の枯れ草に止まっている。

4/13
この日は仲間と車を整備する予定だったが、無理を言って「一瞬だけ抜けてくる!」と2時間程時間を作り、ポイントへ向かった。

あまり時間が無いというのに、私は蝶にヒラリヒラリと遊ばれあっという間にタイムアップ・・・

マグソも探していたのだが、全く確認出来ず・・・。


女房のiPhoneで撮影



また私は0女房は3匹という悲惨な結果に・・・。

4/21
やっと時間が採れた為、この日は真剣にやった。
しかも、午前中はいつもイベントでお世話になっている有名なカミキリ屋の先輩に、カミキリ採集の基本を教えて頂けることになり、午前中は土場周りや楓掬いを体験させて頂いた。(別記事で書きます)

お昼過ぎにポイントに到着。


駐車場の木に綺麗な(変な)甲虫がいた。



私はクワガタ以外はあまりわからないが、どう見ても違う形のテントウムシが交尾していた。



マグソは一瞬で見つかった。この日は気温も高かったからかかなり乱舞していた。



去年撮れなかった葉っぱに止まるマグソ。枯葉等
に止まっている写真だとイマイチパッとしない。



触覚を立ててメスの匂いを探しているのか、撮影後すぐ飛び立ってしまう個体ばかり。



マグソクワガタ ♀
飛んでいる個体を偶然素手でキャッチ。しかも通常メスは黒色だが、稀に赤いメスがいるらしく、幸運にもその個体に出会う事が出来た。



去年採集のマグソクワガタ♀

オス50匹に対して1匹の割合でしかメスは採れないらしく、今年は本当にそういう状態であった。
去年はどういうわけかそこそこ採れたのだが・・・。



夕方になり、日も気温も落ちてくるとまだ暖かい石の上でメスを探すオスを確認できる。
ちょうどこのくらいの時間が撮影も採集もしやすい。



空き缶の上のマグソクワガタ 。
こういうのを見ると、なかなか図鑑でしか見られないと思っていたクワガタがとても身近に感じる。




そして沈みゆく夕陽を悲しそうに見つめるオス。
この個体は今日はメスに出逢えなかったのか、陽が沈む最後の最後まで頑張るこのクワガタに来年もまた会いたい。




P.S
去年採集したマグソクワガタ の幼虫は全く蛹化する気配は無い。聞くところによると2年1化だそうで、来年に羽化するようだ。
産卵はとても簡単で無添加発酵マットを敷いたミニケースで40数匹産卵した。


館山クワガタセンターに行ってきました

2019年04月20日 | 遠征
2019年4月14日 晴れのち雨


画像右端が木村氏

昨年テレビチャンピオン極でお世話になった審査員の木村さんに会いに、千葉県の館山クワガタセンターに行ってきた。



要塞の壁のような岩。この他にも田園風景に竹藪等素晴らしい景色に終始感動しながら館クワを目指す。
房総半島という名でよくtwitterで目にする千葉県だが、皆が狙う房総マイマイに全く興味が無い私でもこの景色を見れば突入したくなる場所が沢山あった。



神奈川を出発してから約3時間、遂に館クワに到着。
館山道の終点富浦料金所を降り、最初の信号を左にしばらく道なりに進むと右手にクワガタのマークが出てくる。




「木村さん、お久しぶりです!」


木村さんは花屋も経営されている為お忙しいのだが、遊びに行くと連絡すると仕事を中断し店に顔を出してくれた。ありがとうございます。
TVチャンピオンの時に話せなかった採集話に花を咲かせた。

福島でのヒメオオ採集の現状や、自分があたりをつけていたヒメオオポイントの事、南西諸島の環境の20年の移り変わり、房総半島のクワガタ事情等。
また、クワガタのみならずゲンゴロウやコノハムシの飼育も得意で、あまり一般的ではない虫の飼育話も聞かせていただき感銘を受けた。

夏にはクワガタ採集ツアーもほぼ毎日行っているそうで、これほどの採集家に手取り足取り教えてもらえる環境がある館山の子供たちが羨ましい・・・。

最近神奈川ではマグソクワガタが出たばかりなので、都合が合えば行きましょうという話になった。





そして・・・







イオウマメクワガタ


TVチャンピオンの時に話していたのだが、ごく一部の建設業者及び自衛隊の人以外立ち入り禁止の硫黄島。
そこに偶然木村さんの友人がおり、採集してきてもらったのだという。入島できない以外は特に採集禁止などの制約もないこの虫だが、木村さんは採集品のほぼ全てを国立科学博物館に寄贈したのだそうだ。
そして手元に残った個体からの累代品を幸運にも譲っていただけることになった。

国立科学博物館ではDNAにより種の同定を進めているようだが、肝心のフィッシュコリスマメクワガタが手に入らないようで違いを見分けるのに苦戦しているようである。見た目では私も判別がつかないが、これほど出所がわかっている個体を直接お譲り頂き、木村氏にはただただ感謝するばかりだ。

他にはちょうど少なかったワメナ産の綺麗なパプキンを補強したり、フィリピンネブトを増種したりした。


木村さん本当にありがとうございました!またオフシーズンに遊び行きます!





そして次は以前木村さんがオーナーを務めていた習クワさんに行こうと思ったが、時間が無い為断念。しかし千葉に行きたいもう一つの目的である竹岡式ラーメンを探すことにした。



きっかけはカップ麺の「凄麺」なのだが、これのブランドの広告宣伝効果は非常に高い。八王子ラーメンや、佐野ラーメン、横浜家系ラーメン等、ご当地ラーメンをカップ麺で再現した情報源になっている。しかし横浜家系ラーメンは本家が凄すぎる為再現が追いついていかない感がある(私見)



発祥の店は18時に閉店してしまう為、遅くまでやっていて帰り道に寄れる評価の高い店を女房に探してもらった。
この店は店員がすべて女性でサービスも完璧だった。

そして肝心の味は・・・。





染渡った・・・。



「凄麺」で食べたいと思った「再現された味」の完成形のような味。本家には行っていないが、また来たいと思う味であった。
何よりチャーシュー、チャーハン、野菜炒めなど頼んだものは全て美味しかった。

店名はよくわからないがたぶん「竹岡ラーメン」だと思う。