( この写真は、新居の正面門から撮影したものです。中央がリビングで左側にベッドルームとバス
ルームのガラスが見えます・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、駐車スペースの奥にある正面玄関ですが、要介護老人が二人いますので、そのための
スロープも作ってあります・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、以前紹介した建設中のリビングルームです。贅沢に大きなガラス戸と中庭を設置する
計画で・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、同じリビングルームの完成した状態です。ベッドにもなる大きなソファや60インチのテレビ
など、財布をスッカラカンにして内装に奮発しました・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、リビングとメインベッドルームに挟まれた中庭です。庭の植木の多くが知人のホテルオ
ーナーからプレゼントされたものです。家の建築期間中に随分と氏のホテルを利用させてもら
いました・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、バスタブの大きさが170㎝で大き過ぎて入らないとトラブったバスルームです。バスは
出来ても、湯沸し器の性能が悪く熱いお湯が出ないので、ほとんどシャワーしか使っていませ
ん・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、メインベッドルームです。内装、大きなベッド、大きなガラス戸、一番よく出来た部屋に
なりました・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、夜の廊下です。左側に私の母の部屋と女中さんの部屋、右側の飾り棚とその左側に
あるのが中庭になります・・・・・《 2020年、2月、撮影 》 )
( ↑写真、私の書斎です。6畳ほどの広さですが、椅子やデスクではなく座卓を使用すると意外
と広く使えます。朝から深夜までゴロゴロと怠惰をたっぷりと充電しています・・・・・《 2020
年、2月、撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その9
完成予定の2019年4月1日には、窓もドアもないコンクリートの基礎と柱、それにかろう
じて屋根が出来上がっただけの代物で、十数羽の野鳥が巣を作り、無数のトカゲやムカ
デ、昆虫が我が物顔ではいずり回っている状態でした。
毎日、とにかく安い部材を探し回りました。見てくれは良いのですが、実際は安普請で
いたる所に欠陥があります。
例えば、玄関のドアは安物ですので歪んでいるために隙間があったり、照明器具はすぐ
に切れたり・・・・・・・・ケチっても結局お金がどんどん消えていきました。
それでも、2ヵ月でなんとか人の住める状態になり、6月の半ばに入居したわけです・・・・・
・・・・・・・
敷地の総面積は約1200㎡、建物は平屋で面積は約400㎡、東京なら億単位の金がかかる
と思いますが、ここチェンマイの田舎なら土地代だけで200万円そこそこ、建築費は格
安で800万円( 最初の契約上の金額 )ほど。
5ベッドルーム、リビング( 30㎡ )、ダイニング( 24㎡ )、書斎、サービスルーム、
バス付お風呂、シャワー室、2トイレ、2洗面所・・・・・・・・・・
ここまでたどり着くのに様々な問題がありましたが・・・・・・・・・・・
それらは、前回までにしつこく書かせていただいた通りです。
ただ・・・・・・・・・・・・
とても大きなトラブルが一つあったので・・・・・・・その事だけは追加で書いておきたいと
思います・・・・・・・・・・
家の建築を請け負ったのがD社ですが、D社の依頼で屋根が設置され一応「 棟上げ 」が
完了( 去年の3月 )した直後にD社の社長が現場放棄してしまいます。
この屋根費用( 80万円ほど )も、建築作業員の賃金も未払のままだったので、作業員
は誰も現場に来ず、屋根業者は支払いの督促で私のカミさんへ何度も電話をかけてきま
す。
「 屋根は設置したんだから、その代金と手間賃を払ってくれ! 」
しかし、建築費としてD社へ一括して支払い済みですから( 屋根の施工契約はD社と屋
根業者で交わしている )私たちが支払ういわれはないのです。
しかし、D社の社長は「 金がない 」「今 は払えない 」の一点張り。そのため、数日後
に頭に血の登った屋根業者が脅しの電話をかけてくる様になりました。
「 金を払わないなら屋根をはがしに行くからな! 」
大きな屋根の全費用がただ働きなのでは会社がもちません・・・・・・・・家族の生活もかかっ
ているのでしょう、当然の怒りだと思います。
自分たちの用意した資材を使い、人を雇って作業しているのだから自分の物だと思うの
は自然な事だと思うわけです。
ただ・・・・・・・・・・気持ちはよく分かるのですが・・・・・・・・・・それでも、こう返答する以外に
ありません・・・・・・・・・・・・
「 もし、勝手に屋根をはがしに来たら警察に連絡しますよ! 」
・・・・・・・・・ってな事で納得してもらうしかなく・・・・・・・・・・
まったくとんでもない事になったと頭を抱えたものです・・・・・・・・・しかし、それから1年
が経とうとしています。
今は、そんな事があったのかと思うほど平穏な日々です・・・・・・・・・・
もっとも・・・・・・・・・・
電気配線、照明、建具に床材、バス、トイレ、上下排水管・・・・・等々、これから起こるで
あろうトラブルに目をつぶっていればの話ですが。
「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その10 」 へつづく・・・・
( 月一連載を目指していますが、無理だと思います )
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