- テロ戦争に犠牲者93万人(うちアフガニスタン17万人)、米戦費880兆円
2001年9月、NYのツインタワービルへの攻撃に対する報復として、アフガニスタンのタリバン政権に対して開始された米国の対テロ戦争、ちょうど20年目の8月、米軍はアフガンから撤退し、タリバンが政権に復帰しました。アフガンだけで17万人、イラクを含む中東全体で93万人(半数が民間人)の犠牲者を生んだ対テロ戦争とは何だったのでしょうか?
■武力で平和はつくれない、9条を生かした国際貢献こそ日本のとるべき道
対アフガン戦争で自衛隊は米軍への燃料補給などに従事しましたが、英国や他の同盟国のように集団的自衛権を行使した武力参戦はしませんでした。憲法9条の平和条項によって阻止されたのです。 しかし、2015年に成立した新安保法制によって日本は米国の要請があれば世界中のどこでも自衛隊を派遣することが可能となりました。まして、安倍・菅政権が狙う9条改憲「憲法に自衛隊を明記する」ことが行われれば、日本はこんどこそ他国の戦争に参戦することになります。