30年以上も海を汚染し続けるのか?!
東京電力は、「関係者の理解無くいかなる処分もしない」(2015年政府・東電と福島県漁連)との約束をほごにして、原発事故で発生した放射性汚染水の海洋放出を24日に開始しました。多核種はALPSで除去したとはいえ、半減期12年のトリチウムは未処理の、危険な汚染水です。未だに廃炉の見通しは立たず、東電の計画でさえ汚染水の全量放出まで30年も要し、不確定要因を考慮すれば半永久的に海を汚し続けます。
■マーシャル諸島など海外から抗議の声
マーシャル諸島議会などから汚染水の海洋放出に対し厳しい抗議の声があがっています。中国は日本製海産物の全面輸入禁止処置をとりました。約束をほごにされた福島県の漁師の間では、せっかく回復途中の沿岸漁業への深刻な打撃が心配されています。