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浮く柚子のその安寧に浸りけり 秋葉舟生

2017年12月15日 | 俳句
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秋葉舟生
浮く柚子のその安寧に浸りけり
冬至には柚子湯に浸かる。柚子湯には「安寧」がある。やっと日常のストレスに開放される至福の時間である。思えば何も無かった様でも色々あった。そしてこうして今日只今のんびりと柚子湯に手足を伸ばしてゆったりとしている。今年も様々な出会いと別れがあった。来年もそうだろうか。元気で過ごせるかどうか自らの健康状態にかかっている。天寿も健康も神様に委ねて両手に柚子を摘む。:句集『天平山』所載。

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