やんまの気まぐれ・一句拝借!

俳句喫茶店<つぶやく堂>へご来店ください。

一息の長さ短さ草雲雀 早船白洗

2017年08月20日 | 俳句
359
早船白洗
一息の長さ短さ草雲雀

夜の虫の鳴き声が面白い。唱歌に虫の声と言うのがある「あれ松虫が鳴いている~チンチロチンチロチンチロリン~ああおもしろい虫のこえ」。コオロギの一種に草雲雀がある。雄は昼間からフリリリと高い声で鳴く。耳を傾けて聴いているとそれぞれに微妙な音色の差があり強弱、長短も違うようだ。息継ぎの長いの短いのがあるがどちらが雌に好まれるのか。恋の謳歌は高まりつつ今宵も更けてゆく。:角川「合本・俳句歳時記」1990年12月15日版所載。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿