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秋風や書かねば言葉消えやすし 野見山朱鳥

2017年08月24日 | 俳句
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野見山朱鳥
秋風や書かねば言葉消えやすし
日中の残暑はあるものの朝晩はめっきり涼しくなってきた。朝起きて外へ出ると風が涼しい。おおこれはもう秋風ではないか。早速今日の日誌にこれを書いて留める。この風への驚きと涼しい事をさっそく書いて後世へ残した者が別にいた。「我が宿のいささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕べかも」 話は替わるが口約束はあてにならない。契約書とか手紙、今ならメールに痕跡を残すのが無難な様だ。自分では手帳に何でも書く癖を着けてゆこうと思う。:備忘録。